ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は週末のインテル戦を見据えている。だが、6日に行われるPSVとのヨーロッパリーグ・グループリーグ最終節も忘れていない。順位には関係のない一戦だが、一部の重要な選手にとってはプレー時間を積むために役立つ試合だ。

FWエディンソン・カバーニのことである。DFクリスティアン・マッジョやDFウーゴ・カンパニャーロとともに、先発出場が明かされた同選手について、マッツァーリ監督は「マタドール(カバーニ)は先発する。彼のフィジカルはほかと違うんだ。ばかみたいだが、休めばその次のプレーが悪くなる。日曜の試合が最も重要な一戦であることは、彼も分かっているよ」と話した。

カバーニにとっては、ディエゴ・マラドーナが持つナポリでの115ゴールという記録を追う機会になる。カバーニは現在83得点だ。時間はあるが…。一方で、ELはマッツァーリ監督にターンオーバーを採用し、リーグ戦に向けて貴重なエネルギーを温存する機会も与えることになる。

「今では誰もが、国際試合がリーグでの勝ち点につながると言い始めている。今年の我々が一定の選択をし、その結果としてリーグ戦で昨季より勝ち点を失っていないのはよくやった。ターンオーバーという方針が報われたのが分かる。ELは私にとって、競争を増させるために役立った。例えば、AIKソルナ戦では(ヴァロン・)ベーラミがプレーし、うまくやってリーグ戦でもポジションを手にしている」

だが、マッツァーリ監督の頭にはインテル戦のことがある。

「(エステバン・)カンビアッソや(ディエゴ・)ミリート、(ハビエル・)サネッティといった選手たちは、キャリアにおいてすべてに勝ってきた。日曜のような試合のときは、最大限のパフォーマンスを引きだせる。スクデット? 私にとっては、自分たちの可能性以上に行ければ最高だ。我々は自信をつけている。数字がそういう印象を与えているよ」