韓国のフィギュアスケーター、キム・ヨナ選手の所属事務所「オール・ザッツ・スポーツ」は25日、キムの教育実習を「ショー」だと批判した韓国延世大学のファン・サンミン心理学科教授に対し、法的措置をとると明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 所属事務所の関係者は、教授が事実ではないことを発言し被害を被ったとし、ただちに法的措置を取ると話した。名誉毀損罪または冒涜罪で、ファン教授を告訴する方針という。

 ファン教授は22日に出演したラジオ番組で、キムの高校での教育実習について言及した。司会者が「忙しいのに誠実に実習に臨んでいる」とキムをほめると、ファン教授は「表現が間違っている」と指摘。「誠実というよりも、『ひとつのショーをした』という表現の方が合っている」と話した。

 ファン教授は、キムが通う高麗大学についても、「主に海外で練習し授業に出ていないのに単位を与え、授業を聞かなくても卒業させる学校のようだ」などと批判。番組の放送後は、視聴者からファン教授に謝罪を求める声や、賛同する声など、賛否両論の意見が集まった。(編集担当:新川悠)