インテルのクラウディオ・ラニエリ監督が20日、60歳の誕生日を迎えた。クラブは公式サイトで誕生日をお祝いし、チームも太陽が照る練習場で、指揮官のバースデーを祝っている。

チャンピオンズリーグ(CL)のリール戦で勝利を収めたことで、インテルには穏やかな雰囲気が漂っていた。リーグ戦では不振にあるが、リール戦の勝利はインテルに少しばかりの自信を取り戻させている。

ラニエリ監督は「穏やかで素晴らしい誕生日だ。リール戦の勝利は、選手たちが自信を取り戻す上で非常に重要だったからね。次はこのまま続けていかなければいけない」とコメント。次のように続けている。

「だが、我々はキエーヴォとの非常に難しい試合を控えている。彼らは走り、守り、カウンターを仕掛けてくる、戦うチームだ。だから、簡単な試合にはならないだろう。でも、今はこうやって練習することを楽しもうじゃないか。選手たちは本当によくやってくれているよ」

「今日はとても天気が良く、お日様が素晴らしい。チームにも、再びお日様を照らすようにしなければいけない。我々がすべてのチームを苦しめていくはずだと確信しているよ」

インテルには終わらせなければいけない“タブー”がある。今季、インテルはまだホームで勝利を手にしておらず、さらに1ゴールも決めていないのだ。キエーヴォ戦はターニングポイントとなる。再出発に向け、勝つことが非常に重要な一戦だ。

「選手たちは今日もしっかりと仕事をしてくれた。練習後はちゃんと疲れていたよ。良いことだ。必要なのは、情熱だね。最も重要なことなんだ。サッカーをする者は、仕事ではあるけど、その仕事を愛してもいるんだ。仕事になっても、ゲームはゲーム。イタリアではとてもストレスがたまることではあるけど、選手たちが再びプレーを楽しめるようにしなければいけない。だからこそ、ボールを使った練習をたくさんやるのが好きなんだ」