“ハマの裏番”中野渡進インタビュー「横浜ベイスターズはモバゲーに身売りしろ」
もし、もつ鍋屋の中野渡が「横浜ベイスターズの女子マネージャーだったら」。絶体絶命のベイスターズをどう改革するのか？
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やんねぇよ。つうか女子マネージャーって、クソだなオイ。
４年連続９０敗寸前って、創設時の楽天よりヒデーだろ。ちょっとした事件だぞ。仮に何かの間違いでオレがＧＭになったとしても、「カネ払うから解任してくれ」って頼むだろうな。失うものがデカすぎて、まともな人間ならベイの監督やＧＭはできねーよ。あの大矢さんだって（監督時代に）負けすぎで最後は外出恐怖症になって、散髪まで自分でしてたって話じゃねーか。
――ベイスターズのため、そこをなんとかお願いします！
ここまでくると、もう劇的に全部を変えなきゃダメだろーな。現場のどんよりした雰囲気を一変させるには、まずはチームの長である監督を代えねーと。尾花さんみてーな実績のある人がベイの監督を引き受けたときは、よほどのアホか、カネに困ってるのかのどっちかだと思ったけど、来季もしがみつくようだと、“支払いの終わってない何か”があるとしか思えねぇな。
――……ないと……思いますよ……。
でも、そんな監督にゴマすってるよーなヤツもクビにしたほうがいい。オレが現場なら、イメージトレーニングとして「尾花監督の胴上げ」を練習に取り入れて、その胴上げに参加しなかったヤツだけを一軍に残すけどな。
――……なるほど……。次期監督候補として、大魔神氏や野村克也氏の名前が挙がっていますが、中野渡ＧＭのお考えは？
まぁ、２年前に球団がもう少し田代（富雄）さんを我慢すれば、チームはこんなにヒドい状態にはなってなかっただろーな。今の横浜で、選手たちが「監督を胴上げするために」って思える人望のある人は田代さんしかいねぇ。俺がＧＭなら、田代さんに土下座してもう一度戻ってきてもらうよ。１年間、フィリピンパブ飲み放題を条件にすればイケるだろ。
――ではチーム改革は？
とにかくチームの雰囲気を激変させないとダメだな。今の雰囲気じゃあ、３割５分、５０本の外国人がふたり入っても最下位だろ。数字よりもむしろ、劇的に雰囲気を変えられる選手が必要。その点、今年は森本稀哲に期待してたんだけどなぁ……。アイツが活躍できずに元気までなくすチームって、かなりの非常事態だろ。
――あんな元気者がダークサイドにのみ込まれてしまうようなチームを変えられる選手などいるのでしょうか？
エースで４番みたいな選手が来ないと変わらねぇだろーな。昔、巨人にいたガルベス、あいつ呼ぼう。気に入らねぇことがあったら審判にボール投げちゃうような、ああいう強烈な個性を持った選手が欲しいよ。で、毎日先発させて４番。３回投げ終わったらライトだな。
――ガルベスはもう４７歳ですが。
細山田よりは打つだろ。
――……。では采配面では？
ピッチャーの配置転換だな。今のベイは中継ぎに投げっぷりのいいヤツがいるけど、先発が序盤で試合を壊しちまうだろ。だったら、抑える確率の高いピッチャーから順番に投げさせりゃいいんだよ。まずは抑えの山口が先発。で、牛田―江尻―加賀―真田と、後ろのピッチャーから使う。これで、試合はつくれる。
――画期的ですね。
