オランダで久々にプレーした小野「オランダの皆さんの温かい気持ちが伝わってきた」

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 13日、オランダのアムステルダムで東日本大震災の被災者支援のためのチャリティーマッチが開催され、アヤックスが清水を4−0で下している。

 かつてオランダのフェイエノールトに4年半在籍したMF小野伸二が、今回のチャリティーマッチの開催に感謝するコメントを残している。

「いろいろな人がこのチャリティーマッチに携わっていただき、また、約2週間という短い準備期間で開催したにも関わらず、これだけ多くの人が集まってくれてすごく感謝しているし、オランダの皆さんの温かい気持ちが伝わってきた」

「日本の代表として来ているし、シーズン中にも関わらずアヤックスが試合をしてくれるという意味でもすごく大事に思い、準備をしてきた。個人的には久々にオランダの試合の雰囲気を味わえて良かった」

 一方で、開催に感謝すると同時に、試合の反省も忘れなかった。

「アヤックスの一つひとつのプレーの質の高さにビックリさせられ、本当に勉強になったし、これから自分たちに必要なものが分かった。相手はベストなメンバーではないにも関わらずこういう点差になってしまい、自分たちの力の無さを実感した」

「たくさんの人がこの試合を見てくれたと思う。試合内容・結果とも不甲斐ないものとなったが、選手全員は最後まで諦めずに戦った。一人でも多くの人に勇気と希望を与えられるよう、もっともっと自分たちが頑張ってやっていきたい」

 先発フル出場したFW高原直泰も、今回の試合での収穫を口にしている。

「長い移動と時差の中だったので難しい試合だった。若い選手が多いので、今日の雰囲気とか、いろいろと感じる、いい経験になったと思う」

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