ユーロ2012予選、対チェコ代表戦でスペイン代表は、先制を許す苦しい展開だったがビジャの2ゴールで逆転勝ち。貴重な一勝を手にした。前半から試合の主導権を握ったスペイン代表。いつものポゼッションサッカーでボールを支配するもチェコ代表の堅守に苦しんだ。

 ボールは回せても、ゴールチャンスをなかなか作らせてもらえないスペイン代表。守ってカウンターの戦術で対抗するチェコ代表。前半のワンチャンスをプラシルがしっかり決めて効率良く先制点を奪う。前半は0−1で折り返したスペイン代表。後半もスペインがボール保持、チェコ代表がボールを追う展開が続く。

 69分、ペナルティーエリア近く中央でボールを受けたビジャは、巧みにディフェンスを交わし左足のシュート。チェコ代表GKチェフの逆を突き同点ゴール。このゴールでビジャが、ラウルが持っていたスペイン代表の歴代得点記録44ゴールを超えた。

 このゴールで攻撃に勢いが出たスペイン代表。左サイドから突破を仕掛けたイニエスタがペナルティーエリア内で倒されPK獲得。これを再びビジャが決めスペイン代表が苦しみながらもグループリーグ3連勝を達成した。この試合でチャビが代表キャップ数100試合を達成。記録尽くめで苦しんだ試合を制したスペイン代表がユーロ2012に向けて好調を維持している。

(スペイン通信)