5日深夜放送、TBSのスポーツ番組「S1」で、オークランド・アスレチックス所属・松井秀喜の練習法が紹介されるや、スタジオで映像を見ていたプロ野球解説者・野村克也氏が苦言を呈する場面があった。

これはオープン戦で本調子とならない松井が、左手一本で短いバットを持ち、バットコントロールの練習に勤しんでいる様子が伝えられた後だった。

野村氏は「僕、こっち(左手)でやっている練習はあんまり好きじゃないですね」と切り出すと、「やっぱりバッティングって両手が大事で、右は右、左は左の役目があるんですよ。こっち(左打席の場合の右)はコースとボールをリードして、こっち(左)は当たる時にバーンって、パワーですよ。リードとパワー。これをうまく使う。これを(片手で)やると、神経ってこう(交差して)はしってるらしいけど(身体が開きやすくなる)。こっち(右側)で壁を作って、こっち(右手でリード)でやるのが正しいと思いますよ」と見解を述べた。