4日のバーリ戦で相手DFマルコ・ロッシを殴ったインテルDFクリスティアン・キヴに、4試合の出場停止処分が下された。ビデオ判定で処分が科され、インテルは異議を申し立てないことを決定。キヴはローマ、ユヴェントス、フィオレンティーナ、カリアリとの試合を欠場し、サンプドリア戦からレオナルド監督率いるチームへ復帰することとなる。

スポーツ判事はビデオ映像により、「インテルの選手はプレーとは関係ないところで、明らかに意図的かつ負傷させかねない形で頭のデリケートな部分を殴った」と発表。「主審は別の方向に集中して注意を払っていなかったため、規律的処分を下すことができず」ビデオ判定が必要だったと明かしている。

インテルは公式サイト上で、「バーリ戦後半での出来事を受け、クリスティアン・キヴが誠実に全員に謝罪したことを、クラブは評価している。下された処分は深刻なものだが、インテルは異議を申し立てず、スポーツ判事の決定を受け入れる」と発表した。

なお、この試合でシミュレーションをしたとしてバーリMFシモーネ・ベンティヴォッリョにも1試合の出場停止処分が、「試合後にドレッシングルームで主審と副審を罵倒した」として、アンジェロッツィ幹部に14日までの職務停止処分が科されている。