英紙『ミラー・スポーツ』によると、インテルのラファエル・ベニテス監督が古巣リヴァプールからある選手を奪おうと考えているようだ。その選手とは、スタンダール・リエージュとの契約が満了となるセルビア代表MFミラン・ヨバノビッチだ。

同選手はリヴァプールへ移籍することを選んだが、これはベニテス監督がいたことによるものという。そのベニテス監督がインテルへ移ったことで、ヨバノビッチはインテル移籍も考えているようだ。逆にインテルを離れるつもりがないのは、MFエステバン・カンビアッソ。マンチェスター・ユナイテッドが関心を抱いていると言われるが、同選手はインテルに残る考えだ。

一方のリヴァプールは、まだベニテス監督の後を引き継ぐ新指揮官を発表していない。だがもはや、フラムのロイ・ホジソン監督が「イエス」と言うのは時間の問題のようだ。リヴァプールはフラムと200〜250万ポンド(約2億6000万〜3億3000万円)と言われる違約金で合意に至っている。『デイリー・メール』によれば、ホジソン監督は年俸300万ポンド(約3億9000万円)の2年契約を結ぶと見られているようだ。

『ミラー・スポーツ』は、リヴァプールがイタリア代表を率いたマルチェッロ・リッピ監督の招へいに魅力を感じていると報じたが、同監督はしばらくサッカーから離れるとしており、また英語をあまり操れないことから、就任は不可能と思われる。

そのほか、コートジボワール代表のベンチを離れる予定のスヴェン・ゴラン・エリクソン監督は、ホジソン監督の後任を探すフラムとのコンタクトを否定。『サン』は、同監督がアルジェリア代表監督の就任に迫っていると報じている。