「宍戸留美を紅白へ」有志が集結、“妹分”オーディションも開催へ。

1990年代にアイドルとして活躍し、1995年に放送されたアニメ「ご近所物語」（テレビ朝日系）では主人公・幸田実果子の声と主題歌を担当したことでも知られる宍戸留美。そんな彼女が今年5月にデビュー20周年を迎えるにあたり、女子大生やブロガーなど熱狂的なファン約25人が集結、「宍戸留美 応援プロジェクト」を発足させた。同プロジェクトの目標はズバリ「ルンルンの紅白出場」だ。

宍戸留美は現在、フリーランスの歌手、声優、タレント、女優として活動中。近年はTwitterやブログ、SNS、動画配信サービスの「Ustream」といった多様な表現方法を通じて同世代や若い女性を中心に人気が高まり、特にTwitterではファンとの活発なやり取りを日夜繰り広げている。

そうした中、開設からわずか3か月弱でTwitterのフォロワー数が9,000人を突破したことなどを記念して、「応援プロジェクト」のメンバーと本人が都内で初会合（東京・下北沢「風知空知」）。今後の展望などについて熱い話し合いが行われた。

会合で宍戸留美は「いよいよ20周年を迎える今年、たくさんのサポーターをバックに新たな挑戦をしていきたいと思っています」と記念イヤーは“攻め”の姿勢で臨むことを高らかに宣言。今はネットのインフラが充実してきたことにより、「ツイッターなどネットでの情報発信がきっかけで活動の場を広げることができ、やっと私に優しい時代がやってきたと思っています」と、フリーランスという立場でもさまざまな展開ができるようになった感じているそうだ。

熱いファンが集まった会合ということもあり、会場は熱気ムンムン。宍戸留美を含め、参加者がケータイから必死にTwitterにツイートしている光景も見られた。

そして記念イヤーのプロジェクト第1弾として「宍戸留美の妹オーディション」も発表。同プロジェクトの代表である道村弥生氏は「ひとりのフリーランスのアーティストを応援するために、ネット系メディアを中心とした関係者が、組織の壁を超えて結集し、盛り上げてまいります」と語り、NHK「紅白歌合戦」への出場を目指して、ネットのムーブメントを巻き起こしていく構えだ。

なお、すでに「紅白歌合戦」に向けて新曲をレコーディング中。リリース日はまだ未定だが、どのような楽曲に仕上がるのか期待したい。

宍戸留美は1989年にロッテの「CMアイドルは君だ！」4代目グランプリに輝き、翌1990年にロッテのCM出演と、「コズミック★ランデブー」で歌手デビュー。アニメ「ご近所物語」で声優業にも活動の場を広げ、1995年には米紙ニューヨーク・タイムズで「日本のアーティスト10人」に選ばれている。現在はアニメ「ジュエルペットてぃんくる☆」（テレビ東京系）や「はなかっぱ」（NHK）などに声優として出演中。