CL対アーセナル戦、メッシの驚異的な4ゴールで準決勝進出を決めたバルサ。クラシコ前の大勝だけに、リーガで優勝争いをするR・マドリーには当然、大きなプレッシャーがかかっている。メッシをどう阻止するのか。バルサに勝つにはどうすれば良いのか。昨シーズンのような屈辱的敗戦(2−6)だけは避けなければいけない。

 バルサを相手にどう戦うのか。R・マドリーのグティは、メッシ阻止だけが勝利を掴む鍵ではなく、「バルサ阻止の対策をしなければいけない。バルサはメッシだけではない。一人の選手だけを警戒するというのはおかしなこと。メッシは確かに素晴らしい選手だが、バルサはメッシだけではない」とバルサというチーム全体に気を配るべきだと語る。

 グティが言うようにメッシの他にも試合を決定づけられる選手はバルサにはたくさんいる。しかし、やはりメッシの勢いを止めなければ、今のR・マドリーに勝ち目はなくなってしまうが、メッシ対策の一つとなるのが、アルベロアだとマルカ紙は報じている。2007年にはリバプールの一員としてメッシのマークをしているアルベロア。左右どちらのサイドバックの位置もこなせるだけにメッシがサイドでプレーすれば面白い1対1になりそうだ。

 最近は、真ん中でプレーする機会が多いメッシ。そうなるとサイドバックにマークを任せるわけにはいかない。昨シーズンの大敗もメッシが真ん中でプレーしたことでディフェンスが混乱。なすすべなく自滅してしまった。メッシを止め、バルサを降すためにR・マドリー選手達は頭を抱えていることだろう。クラシコまであと数日。どんなバルサ対策でR・マドリーは試合に臨むのだろうか。

(スペイン通信)