インテルは1日、パルマからMFマクドナルド・マリガを獲得した。500万ユーロ(約6億3000万円)で共同保有権を獲得した形で、パルマへはすでにレンタル移籍しているFWジョナタン・ビアビアニーの共同保有権が譲られる。また、ウェスト・ハムへレンタル移籍していたMFルイス・ヒメネスもパルマへレンタル移籍することになった。

マリガはマンチェスター・シティ移籍で両クラブが合意に至っていたが、イギリスの労働許可証が発行されなかったとのこと。過去2年間の代表戦に75%以上出場しなければならない点ではなく、ケニアのFIFAランキングが98位で、トップ70に入っていなかったためだ。こうして、マリガがケニア人として初のプレミアリーグ移籍を実現することはできなくなった。そこで、インテル移籍の道が開けたのである。

そのインテルはMFマンシーニをミランへ放出している。両クラブが公式発表しており、400万ユーロ(約5億円)での共同保有権の買い取りオプションがつくレンタル移籍となったようだ。

インテルのマッシモ・モラッティ会長は同日、マンシーニの移籍について、「(ミランDFマレク・)ヤンクロフスキーとのトレードだったら良かったんだけどね(選手本人が移籍を拒否)」とコメント。「とにかく、この移籍がダービー時の衝突を取り除いてくれることを願っているよ」と続け、日程変更問題や判定をめぐるミランとの騒動に終止符を打ちたいと語っている。