不景気なのに、高収入なのに、人気業界なのに人手不足!?

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今年8月にライブドアのネットリサーチで「ずばり転職するならどの業界にいきたい?」というアンケートを掲載した。
(アンケートはこちら)

有効回答は724件で、1位「官公庁」、2位「その他」、3位「医療業界」、4位「コンサルティング業界」、「農林水産業界」と続く。官公庁や医療業界は相変わらず人気職だが、世情を反映しているのはやはり「農林水産業界」だ。ギャル社長でならした藤田志穂氏が農業に注力していたり、就農フェアが活況だったりと第一次産業ブームの到来を予感させる。

さて、9月10月は転職市場が活気づくシーズンだというが、求人倍率が低い、完全失業率が5.7%…などマイナス要因は多い。とはいえ、転職は新しい仕事や人との出会いに満ちており、興味津々の方も多いのではないだろうか。
ではここでライブドアネットリサーチにおける人気業界への転職を考えてみよう。
1位の官公庁はやはりどこでも大人気で競争率も高い。極端な例だと今年2月の大阪・吹田市の職員募集で、5人の枠に2700人の応募が殺到した。
3位の医療業界は、求人倍率3.18倍(2009年6月インテリジェンス調べ)と人手不足が顕著だが、医師、看護師、薬剤師、介護福祉士はいずれも国家資格が必要でハードルは高い。

狙い目は第4位の農林水産業界や7位のIT業界ではないだろうか。農林水産業に関しては農村・農業の振興が政策として挙げられているにも関わらず、常に人手不足に悩まされている。しかし平均年収はサラリーマンが437万円(平成19年国税庁調べ)なのに対し農林水産業界の平均年収は500万円以上(株式会社イルナしらべ)と言われている。そしてIT業界もこの不景気下、求人倍率1.0倍をキープしている。
     
余談だが、今は転職ではなく副業で収入を増やすという方も増えている(インテリジェンスの調べでは2009年6月時点では2007年から2倍に増加!)。例えそれがお小遣い程度であっても本業の給与とは別に稼げて、ちょっとした贅沢ができるのは魅力的だ。
こんな不景気な時期だからこそ、お試し感覚で転職先や副業探しをしてみてはいかがだろうか。ひょっとしたら面白い仕事や意外なほど自分に合った稼ぎ方が見つかるかもしれない。


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