――前作の「ララピポ」でも風俗嬢のトモコを演じていて、とても個性的な役に次々と抜擢されていますが、ご自身で意識した作品選びをしているのですか?

中村ゆり:そうですね。お友達とかにも「面白い役をやっているね」とよく言われるのですが、私自身は特別、個性的な役ばかりをしているという意識は無いんです。役も出会いだと思っているので、お話が来たものはもちろん真剣に取り組みますし。でも色々なキャラクターに挑戦することは面白いですね。

――今後挑戦してみたい役はありますか?

中村ゆり:女っぽい役をやっていきたいと思います。そういう意味では「ララピポ」のトモコもとても女っぽい子で。ふんわりしているんだけど芯が強くて、自分の意思を持っていて。そんな役を今後やっていけたらなと思います。

――今後の女優業の目標は?

中村ゆり:映画を撮る度にたくさんの人との出会いがあって、人生の中で今がとても充実しています。これからも色々な人との出会いを大切に、真剣に取り組んでいきたいですね。

――最後にこれから作品をご覧になる方にメッセージをお願いします。

中村ゆり:「呪怨」が10周年ということもあって、新作を待っていたファンの方も多いと思います。そんな方々には、衰えない恐怖の演出が待っているので楽しんでもらいたいですね。後は今までホラー映画をあまり観てこなかった方にも、この作品はどうしてその霊の姿で出て来なくてはならなくなったか、という過程の話が悲しく描かれていますので違う視点でも楽しんでいただきたいと思います。

「呪怨 黒い少女」ストーリー

ある看護師の裕子(加護亜依)は、芙季絵という少女を担当するようになってから奇妙な体験が続いていた。検査の結果、芙季絵の体内に“嚢腫”(のうしゅ)が発見される。生まれてく ることのできなかった者の怨みが少女を蝕み、そして周囲の人々を呪っていく。裕子の隣人は黒い少女によって捉えられ、芙季絵の父は殺人を犯し、そして狂っ ていく。芙季絵の母・季和子は霊力を持つ妹・真理子(中村ゆり)に縋り、除霊は成功したかに思えた。しかし、それは最悪の「呪怨」の始まりだった…。

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