2015年には1兆円市場か!新しい広告かたち「デジタルサイネージ」【デジタルネイティブと企業】
最近はショッピング街や駅ナカ、電車の車内などでディスプレイを使用した広告をよく見掛けるようになってきた。livedoorが展開するデイリー4コマも地下鉄 南北線の車両の中で掲載されている。こうした広告は「デジタルサイネージ」と呼ばれ、タイムリーに映像や情報を表示する次世代型インフォメーションシステムとして、今、注目を集めている。
そんなデジタルサイネージの普及啓発と、ビジネスの活性化を目的としたイベント「デジタルサイネージ ジャパン2009」が2009年6月10日より3日間、千葉の幕張メッセにて開催されている。
初日の10日は、国内のデジタルサイネージ作品の中から優秀な作品を選出した「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」が開催された。今回は、デイリー4コマ作家 室井大資 先生の「妖怪研究家 ヨシムラ」「川女郎」も「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」にノミネートされている。
■新しい産業を開きたい - デジタルサイネージコンソーシアム 中村氏
表彰式に先立ち、主催者を代表してデジタルサイネージコンソーシアム 理事長 中村 伊知哉氏より挨拶があった。
現在、日本のデジタルサイネージ市場は650億円程度と言われているが、2015年には1兆円ぐらいまで成長させたいという。そのロケットスタートが切れるか否かが、「デジタルサイネージ ジャパン2009」の成功に掛かっているというわけだ。
中村氏は、「今日、ここにお集まりいただいた皆様のいっそうのご健勝と、デジタルサイネージのビジネスに関わっているすべてのかたの発展を心からお祈りして冒頭の挨拶としたいと思います。ぜひ、新しい産業を開いて参りましょう」と、デジタルサイネージへの思いを語った。
「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」は、第1回「DIGITALSIGNAGE AWARD」に先立ち、「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」の開催にあわせて催されたイベント。プレイベントだが、主催者の予想を上まわる58作品の応募があり、コンテンツ部門・技術部門・景観部門の3つの部門に分け、デジタルサイネージコンソーシアムに加盟した企業による投票によって部門ごとに優秀作品を3点ずつ表彰するかたちをとった。
・コンテンツ部門
コンテンツ部門では、博報堂DYメディアパートナーズの「屋外大型ビジョンを活用したインタラクティブ・デジタルサイネージアド」、IMAGICAイメージワークス/ビー・エム・ダブリュー/フロンテッジ/パナソニックシステムソリューションズジャパン「BMW Interractive Vision」、クリエーターズプラス「SWEET&TAILORINGデジタルサイネージ用CM」の3作品が選ばれた。
「屋外大型ビジョンを活用したインタラクティブ・デジタルサイネージアド」は、街中でビジョンにうつった自分の顔が鬼太郎に変わってしまうというインタラクティブな仕組みだ。
博報堂DYメディアパートナーズ クリエイティブディレクター 柳 貴男氏は、「私どもは人が資産という言葉を使っているが、知恵とプロデュース力でコンソーシアムの皆様の良質なコンテンツや技術をプロディースしていくことが使命だと思っている。これからもコンソーシアムの発展に向け、いろいろなものをプロディースしていきたい」と述べた。
・技術部門
技術部門では、しくみデザイン「見ている人が主役になるインタラクティブ・デジタルサイネージ Saika」、NTTアイティ「tenoripop」、ノングリッド「インタラクティブミラー」の3作品が選ばれた。
しくみデザイン 中村俊介氏は、「日頃、どうやったら見ている人が楽しんでくれるかなと思いながら、いろいろなものをつくっている。これからもどんどんと面白いものをつくっていきたいと思う。」と、感想を述べた。
・景観部門
景観部門では、アイティア/リアルディア/リステア「Tendence at RESTIR」、ピーディーシー「ライブ配信サイネージ&タッチパネルサイネージ」、バンテン「ヨドび時報」の3作品が選ばれた。
アイティア 代表取締役 むぎばやし ひろこ氏は、「立地にあった景観をつくりだしている点が集客だけにとどまらない景観美をつくりだしている。見たいという気持ちが湧いてくる良いコンテンツ。大画面を活かした双方向の演出が良い。非常にミッドタウンらしい良い景観づくりに役立っている。」と、「Tendence at RESTIR」に寄せられたコメントを披露した。
今回の「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」は、すでに公開中のデジタルサイネージ作品を対象としたが、未公開ながら加盟企業から幅広い支持を集めた作品があり、特別賞が設けられた。
見事に特別賞の栄誉に輝いたのは、アクティブデザイン「Reco(レコ)シリーズ」。Recoシリーズは、ショーケースや壁などにコンテンツを表示することによって、新たなデジタルサイネージの仮想性を提案するというものだ。
今回、デイリー4コマ作家 室井大資 先生の「妖怪研究家 ヨシムラ」「川女郎」は惜しくも受賞には至らなかったが、エントリーされた作品はどれが受賞してもおかしくないものばかりだったようだ。
デジタルサイネージコンソーシアムは今後、デジタルサイネージに関する広報活動を積極的に行い、デジタルサイネージ市場をさらに活性化することを目的としている。
■デジタルサイネージジャパン 2009
■デジタルサイネージコンソーシアム
■【デジタルネイティブと企業】
・仲間も、ネット起業も、コストダウンも手に入るレンサバのマネタイズ
・楽しくない仕事はしてはいけない!グーグル ジャパン会長
・仮想化・クラウドの霧の中でIT日本の背骨が見えてくる技術者のしゃべり場を
・予防だけで会社は守れない 謝罪で済む時代は終わった
・【デジタルネイティブと企業】をもっとみる
そんなデジタルサイネージの普及啓発と、ビジネスの活性化を目的としたイベント「デジタルサイネージ ジャパン2009」が2009年6月10日より3日間、千葉の幕張メッセにて開催されている。
■新しい産業を開きたい - デジタルサイネージコンソーシアム 中村氏
表彰式に先立ち、主催者を代表してデジタルサイネージコンソーシアム 理事長 中村 伊知哉氏より挨拶があった。
現在、日本のデジタルサイネージ市場は650億円程度と言われているが、2015年には1兆円ぐらいまで成長させたいという。そのロケットスタートが切れるか否かが、「デジタルサイネージ ジャパン2009」の成功に掛かっているというわけだ。
デジタルサイネージコンソーシアム 理事長 中村 伊知哉氏 |
中村氏は、「今日、ここにお集まりいただいた皆様のいっそうのご健勝と、デジタルサイネージのビジネスに関わっているすべてのかたの発展を心からお祈りして冒頭の挨拶としたいと思います。ぜひ、新しい産業を開いて参りましょう」と、デジタルサイネージへの思いを語った。
「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」は、第1回「DIGITALSIGNAGE AWARD」に先立ち、「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」の開催にあわせて催されたイベント。プレイベントだが、主催者の予想を上まわる58作品の応募があり、コンテンツ部門・技術部門・景観部門の3つの部門に分け、デジタルサイネージコンソーシアムに加盟した企業による投票によって部門ごとに優秀作品を3点ずつ表彰するかたちをとった。
・コンテンツ部門
コンテンツ部門では、博報堂DYメディアパートナーズの「屋外大型ビジョンを活用したインタラクティブ・デジタルサイネージアド」、IMAGICAイメージワークス/ビー・エム・ダブリュー/フロンテッジ/パナソニックシステムソリューションズジャパン「BMW Interractive Vision」、クリエーターズプラス「SWEET&TAILORINGデジタルサイネージ用CM」の3作品が選ばれた。
博報堂DYメディアパートナーズ クリエイティブディレクター 柳 貴男氏 |
「屋外大型ビジョンを活用したインタラクティブ・デジタルサイネージアド」は、街中でビジョンにうつった自分の顔が鬼太郎に変わってしまうというインタラクティブな仕組みだ。
博報堂DYメディアパートナーズ クリエイティブディレクター 柳 貴男氏は、「私どもは人が資産という言葉を使っているが、知恵とプロデュース力でコンソーシアムの皆様の良質なコンテンツや技術をプロディースしていくことが使命だと思っている。これからもコンソーシアムの発展に向け、いろいろなものをプロディースしていきたい」と述べた。
・技術部門
技術部門では、しくみデザイン「見ている人が主役になるインタラクティブ・デジタルサイネージ Saika」、NTTアイティ「tenoripop」、ノングリッド「インタラクティブミラー」の3作品が選ばれた。
しくみデザイン 代表取締役 中村俊介氏 |
しくみデザイン 中村俊介氏は、「日頃、どうやったら見ている人が楽しんでくれるかなと思いながら、いろいろなものをつくっている。これからもどんどんと面白いものをつくっていきたいと思う。」と、感想を述べた。
・景観部門
景観部門では、アイティア/リアルディア/リステア「Tendence at RESTIR」、ピーディーシー「ライブ配信サイネージ&タッチパネルサイネージ」、バンテン「ヨドび時報」の3作品が選ばれた。
アイティア 代表取締役 むぎばやし ひろこ氏 |
アイティア 代表取締役 むぎばやし ひろこ氏は、「立地にあった景観をつくりだしている点が集客だけにとどまらない景観美をつくりだしている。見たいという気持ちが湧いてくる良いコンテンツ。大画面を活かした双方向の演出が良い。非常にミッドタウンらしい良い景観づくりに役立っている。」と、「Tendence at RESTIR」に寄せられたコメントを披露した。
今回の「DIGITALSIGNAGE PREAWARD2009」は、すでに公開中のデジタルサイネージ作品を対象としたが、未公開ながら加盟企業から幅広い支持を集めた作品があり、特別賞が設けられた。
見事に特別賞の栄誉に輝いたのは、アクティブデザイン「Reco(レコ)シリーズ」。Recoシリーズは、ショーケースや壁などにコンテンツを表示することによって、新たなデジタルサイネージの仮想性を提案するというものだ。
今回、デイリー4コマ作家 室井大資 先生の「妖怪研究家 ヨシムラ」「川女郎」は惜しくも受賞には至らなかったが、エントリーされた作品はどれが受賞してもおかしくないものばかりだったようだ。
デジタルサイネージコンソーシアムは今後、デジタルサイネージに関する広報活動を積極的に行い、デジタルサイネージ市場をさらに活性化することを目的としている。
■デジタルサイネージジャパン 2009
■デジタルサイネージコンソーシアム
■【デジタルネイティブと企業】
・仲間も、ネット起業も、コストダウンも手に入るレンサバのマネタイズ
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