童子-T初ホールツアーに加藤ミリヤ、青山テルマら豪華ゲスト登場

　2008年9月に“LOVE”をテーマにした全曲ラブソングのコンセプトアルバム「12 Love Stories」を発売した童子-T。昨今の音楽シーンでの“フィーチャリングブーム”の火付け役となった彼が4月11日、ツアー「12 Love Stories Live Tour 2009」の東京公演として渋谷・C.C.Lemonホールにてライブを行った。

　長いキャリアを持つ童子-Tだが、ラッパーとしてのクラブイベントでのアクトが中心だったため、ホールツアーは今回が自身初。ヒップホップのライブとしては珍しいストリングスと生ピアノとDJといった布陣で、童子-Tがステージに登場し歓声が上がる中、1曲目から加藤ミリヤがゲストとして登場。その後も青山テルマ・Full Of Harmony・Mammy-D・清水翔太・YU-A（Foxxi misQ）・BENIといった童子と競演してきた豪華シンガー勢が次々と登場し、会場は常に歓声と大合唱に包まれる大盛り上がりの一夜となった。

　また、6月3日のCD発売に先駆けて、ライブ当日より着うた(R)先行配信を開始した新曲「ファーストソング」も初披露。結婚する2人に捧げるラブソングである同曲の歌詞を、客席のカップルの前に歩んでラップするなど心温まる場面も見られた。

　童子-TはMCで「20才の頃、この向かいにあるエッグマンというクラブで初めてステージに立った。その時、『いつかは向かい側（旧・渋谷公会堂）にも立つ』って誓った。ヒップホップがメジャーシーンで受け入れられるまで長い道のりがあって、この信号を渡るのに18年もかかっちゃったけど、今ここに立てたことを支えてくれたファンの皆さんと仲間達に心から感謝する」と、深々と一礼。華やかなステージ内容と、常にMCで客と対話するアットホームな雰囲気、そしてロビーに飾られた仲間であるアーティスト達からの祝い花の数々。童子-Tというアーティストの誠実な人となりが垣間見える、熱くも温かいツアーファイナルとなった。

・童子-T｜青山テルマ｜安良城紅｜加藤ミリヤ｜清水翔太｜YU-A - アーティスト情報