インテルのジョセ・モウリーニョ監督が17日、「セリエAの海外での人気については疑問を感じる」と発言したことに対し、同じミラノに拠点を置くACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長が自身の見解を明らかにしている。

「今回も概ねモウリーニョの見解には同意している。『イタリア・カルチョの魅力』は彼が指摘するように減少していると認めざるを得ない。我々はこの点で、さらに努力しなければならない。モウリーニョは独自の世界観を持っている。また、知性を感じさせる発言も多い。我々のリーグはイングランドやドイツのような成功を収めていない。テレビを見る度に私も危機感を募らせている。例えば、プレミアリーグの試合は常にスタジアムが満員に膨れ上がるなど、再建に成功した良い例だ。満席のスタジアムは、我々のリーグより魅力があるということを印象付ける」とガリアーニ副会長。ライバルチームの指揮官の発言を擁護する姿勢を見せた。