来年1月からACミランへの期限付き移籍が決まったLAギャラクシーのイングランド代表MFデビッド・ベッカム(33)が26日、“ガゼッタ・デッロ・スポルト”紙の独占インタビューに応じた。

――今日の試合がLAギャラクシーでの最後戦?

「いや、最後じゃない。MLSの日程は冬季休暇が長く、俺にとって好都合ではないが、アメリカサッカーに対する俺の気持ちは変わらない」

――では、冬季休暇を利用して、ACミランに期限付きで移籍しようと?

「俺の方からクラブへ働きかけたんだ。ACミラン以外は考えられなかった。マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーを経験した自分には、ACミランでプレーする夢だけが残されていたからね。俺の提案に彼らも関心を示してくれた。カカ、ロナウジーニョ、セードルフそしてマルディーニとプレーする機会が訪れようとしている。そしてサッカーをとても愛する国へ。そういえば昨夜、ここロサンゼルスで面白い経験をしたよ」

――どのような?

「イタリアンレストランへ足を運んだんだが、ウェイターが全員インテリスタ(インテル・サポーター)だったんだ。俺に高額な支払いをさせようとしてきたよ」

――アンチェロッティ(ACミラン監督)はポジションを与えてくれると?

「試合出場は目標ではない。また、ACミラン関係者とはまだ個人的な連絡を取っていない。2週間以内に連絡を取るつもりだ」

――セリエAでプレーする自信は?

「1度もプレーした経験がないので、断言はできないが、醜態をさらすようなことにはならないと思う。フィジカルが万全であれば、どのリーグでもプレーできるはずだ」

――契約期間後もACミランに残留する可能性は?

「俺はギャラクシーの選手であり、アメリカでの経験に満足している。残念ながら現在チームは好調とは言えないが、状況を改善するために練習に励んでいる」

――今後の予定は?

「数週間オフを取って、その後ミラノ行きの準備に取り掛かるよ」