トレード候補の松井秀喜がヤンキースの一員でいるのは、長くても09年限りかー。ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・ポスト」紙の電子版は1日付けで、メッツ移籍が決まったホアン・サンタナの争奪戦に敗れたヤンキースの台所事情を報道。「ヤンキースがサンタナとの交渉に必死にならなかった理由のひとつは、ヤンキースが、2008年の総年俸を2億2500万ドル台に膨らませたくはなかったからだが、それも一時的なものだ」という書き出しで、今オフ以降にチームを離れることになるであろう高額年俸選手の名前を挙げている。

「今季終了と同時に、ジアンビ、アブレイユ、ぺティート、ムシーナ、パバーノ、ファーンスワース、ホーキンスとの総額年俸8400万ドルの契約が切れることになるし、更に、来季終了時になると、デーモン、松井秀喜、モリーナの総額2800万ドルの契約がエクスパイアされる」と、松井の名前を挙げているもの。

 故障明けの今季は、レギュラー獲りも厳しい立場にいる松井。今オフはトレードの噂が絶えなかった。今後、交換要員で折り合いが着かず、ヤンキースに留まることになったとしても、09年シーズン後の契約更新は、あまり見込めない状況だ。【USA通信】