徳永英明、「VOCALIST」最終章が30年ぶりの快挙

　2005年に女性アーティストの名曲をカバーしたアルバム「VOCALIST」を発表、デビュー20周年を迎えた昨年にはシリーズ第2弾「VOCALIST2」を発表し、いずれも40万枚を超えるヒットを記録、日本ゴールドディスク大賞で企画・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した徳永英明。昨年は第57回「NHK紅白歌合戦」へ初出場を果たした彼が今月15日、シリーズ最終章となる「VOCALIST 3」を発表した。

　「VOCALIST 3」はすでに出荷枚数30万枚を突破し、8月27日付のオリコン週間ランキングで初登場1位を記録。自身4度目となるアルバム1位は1991年10月14日付の「Revolution」以来、実に15年10ヶ月ぶり。同作の発売を受けて、「VOCALIST 1」が18位、「VOCALIST 2」が19位と、全3作品がトップ20位内入りを達成している。カバー・アルバムでの1位獲得は、吉田拓郎の「ぷらいべいと」（1977年）以来、男性ソロ・アーティストとしては実に30年ぶり、史上二人目の快挙となる。

　8月15日には、昨年公開となった出演映画「旅の贈りもの0:00発」のDVDも同時発売。最近では他アーティストへの楽曲提供も精力的に行っており、今年3月に発売された倖田来未「BEST〜BOUNCE & LOVERS〜」収録曲の「明日へ･･･」や、9月12日に発売されるKINKI KIDSのシングル「永遠に」も彼の手掛けた作品となる。

■歴代首位獲得カバー･アルバム一覧（オリコン調べ）
吉田拓郎「ぷらいべいと」（1977年）
RCサクセション「COVERS」（1988年）
小柳ゆき「Koyanagi the covers PRODUCT1」（2000年）
椎名林檎「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」（2002年）
竹内まりや「Longtime Favorites」（2003年）
TOKIO「TOK10」（2004年）

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