ビジャレアルから守備的MFレアンドロ・ソモサを獲得したベティスだが、どうやら彼が最後の補強選手ではないようだ。センターフォワードの補強に向けて選手を物色中のベティスだが、中盤をオーガナイズできる選手の補強も探し続けている。そして、ベティスが注目しているのは元レアル・マドリーのトーマス・グラベセンであるという。スコットランドではリーガファンにもお馴染みのグラベセンがベティスに移籍するという噂が浮上している。

 “サンデー・メール”紙によると、ベティスはセルティックにグラベセンの移籍金にいくらかかるか問い合わせをし、その要求額もおよそ300万ユーロ(約4億8300万円)と決して法外なものではなかったとのこと。

 2004-05シーズンにエバートンからレアル・マドリーに移籍したグラベセンだが、レアル・マドリー時代にはケガと多くの批判に悩まされ、06-07シーズンにセルティックへ移籍。しかし、セルティックでは22試合に出場、6ゴールをマークするに留まり、幸運を掴んだとは言えない。

 31歳という年齢から考えれば、多くの期待を感じさせるとは言えない。しかし、闘志剥き出しで中盤でのハードワークを難なくこなす上、長短織り交ぜた繊細なパス、ドリブル能力も持つグラベセンはベティスにとって魅力的な選手に映っていると思われる。レアル・マドリー時代、リーガで成功したとは言えないグラベセンがベティスで第2のリーガ挑戦となるか? 今後の動きに注目したい。

(スペイン通信)