TBSには週刊誌の内容をもとにした質問はNGらしい

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   TBSの女性アナウンサーがみのもんた氏にセクハラを受けて番組を降板した、とする報道が波紋を広げている。週刊誌の取材に対して、TBS側がセクハラの存在を否定しなかったため、みの氏は「TBSを絶対に許しませんから」「TBSに抗議を申し込みましたから」と激怒したという。一方、TBS側は、J-CASTニュースの確認取材に「今後一切ノーコメント」と明言するなど、かなり過敏になっている様子だ。

女性アナウンサーに電話攻勢?

   問題を最初に報じたのは「女性セブン」2007年4月12日号(首都圏では3月22日発売)。みの氏がメインキャスターを務める早朝の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」に出演していた女性アナウンサーが06年10月に突然出演しなくなった背景を伝えている。それによると、06年夏ごろから、みの氏が女性アナウンサーに電話をかけるようになり、その内容が次第にエスカレート。女性アナウンサーは上司に相談、その結果、降板に至ったのだという。同誌はTBS関係者の声として

「とうとうみのさんはAアナに”ボクの愛人になったらメインキャスターにだってしてあげられるから”とまでいい始めたそうです。怖くなってしまったAアナは再び上司に相談したんですよ。そうしたら、それからまもなく降板になったというんです」

という声を紹介している。一方のみの氏はセクハラを否定、

「局もひどい、おかしいよ。彼女から相談を受けていたのなら、ぼくに言うべきだよ。今回の件はとてもしゃれですむ話じゃないね」

と、TBS側の対応に不信感をあらわにした。

   さらに、この記事には、TBS広報部の

「個人に関わるご質問につきましては、お答えを控えさせていただきます」

という、セクハラの存在を肯定も否定もしていないコメントが掲載されており、これが、みの氏の怒りを増幅させることになった。

週刊誌の内容をもとにした質問には取材拒否?

   「フライデー」「週刊ポスト」は、この問題について、みの氏を相次いで直撃。「ポスト」に対しては

「会社(TBS)は”社員のプライベートだから”と(セクハラを)完全に否定していなんでしょう。冗談じゃないよ!会社に一言いってやらなきゃ」

   フライデーに対しては

「TBSに抗議を申し込みましたから」
「ボクはTBSを絶対に許しませんから!」

と、それぞれ怒りをぶちまけている。

   一方、J-CASTニュースがTBS広報部に対して、みの氏からの抗議の有無や、今後の、みの氏への対応についてファクスで尋ねたところ、

「問い合わせについては答えません。それ以外についても、今後一切ノーコメント」

と、単に「ノーコメント」というだけではなく、今後は、セクハラ問題に限らず、一切J-CASTニュースの取材には応じない、という答えが返ってきた。記者が「今後一切取材拒否」の理由を聞くと、

「週刊誌の内容をもとに質問してくるような姿勢は心外」

なのだそうだ。