西武鉄道 飯能駅、フィンランドデザインでスタイリッシュに変身_3/9開業式典
ムーミンの世界や北欧のライフスタイルを体験できるテーマパーク「メッツァ」。その最寄駅、西武鉄道 飯能駅が、フィンランドデザインを採り入れてリニューアル。
駅構内は、ホーム〜階段〜コンコース〜それぞれの目的の場所へと誘うように、木材を模した膜天井を設置。誘導を促すカモメをモチーフとした鳥も配置した。
改札外コンコースには、天井の造形物と類似した形状のベンチを、飯能産の西川材を使用して製作。
また、1・2番ホームの階段は葦(あし)を、3・4番ホームの階段は樹木をモチーフとしたデザイン。ホームからコンコースへ気持ちを高揚させるような空間を演出した。
季節感も演出。1・2番ホームは春、3・4番ホームは夏とし、木材を使用したモチーフを設置。特急ホームは冬、照明で粉雪を表現した。
3月9日には飯能駅リニューアル記念セレモニーを開催
また飯能駅リニューアル工事完成を記念し、飯能駅改札外コンコースで3月9日11時からセレモニーを実施。
出席者は、西武鉄道 若林久 代表取締役社長、飯田則昭 取締役常務執行役員、笠間秀行 飯能駅管区長、フィンランド大使館ペッカ・オルパナ駐日大使、フィンランド大使館商務部 木村正裕 上席商務官、飯能市 大久保勝 市長、ムーミン物語 渡邊基樹 代表取締役社長、乃村工藝社 榎本修次 代表取締役社長、フィンランドデザイナー N.E.O ark。
セレモニーでは、祝辞やテープカット、記念撮影、駅構内視察などが行われる。
<飯能駅リニューアル工事概要>
工事内容:改札内外コンコース、ホームのリニューアル(一部)
工事完了:2019年3月
デザイナー:「N.E.O Ark(ネオアーク)」
コンセプト:「Sykli(サイクル)」
自然環境のサイクルと人間の動きを対比させたデザイン。空間全体を使って、観光客も地域住民もそれぞれ行きたい方向に誘導できる環境を創ることを目指している。
詳細設計者:乃村工藝社
施工者:西武建設