旦那の職業を自慢する人が嫌という女性の「みんなドヤ顔してますが、何ででしょうか?」に「気にしすぎ」と反発集まる
世の中には、「金持ちの彼氏」と付き合っていることや、「有名人の友達」がいることを自慢に思う人がいる。特に自己顕示欲の強い人の中には、そのことを黙っておけずに自分から話して鼻の穴を膨らませたり、SNSなどでアピールしてしまう人もいる。
中でも多いのが、夫の職業自慢をする妻だ。妻として、自分の夫の仕事に誇りや尊敬を感じていることは本来とても良いことだが、そのことを必要以上にアピールし、「私って幸せ妻でしょ?羨ましいでしょ?」と触れまわってしまうのは周囲の人をゲンナリさせてしまう。(文:みゆくらけん)
「なんでそこまでしてアピールする必要があるんでしょうか」
先日のガールズちゃんねるで話題になっていたのは、「旦那の職業を自慢する人」というトピックだ。ある日の公園でのこと。一組の親子がやって来て、白バイを見つけるなり「うわあ!パパの白バイだね?」「〇〇(息子の名前)、見てみーパパのだよ?!」と言った後に「周りをチラッと」見ていたという。
また違う日には、同じ砂場にいた母親が自分の子に「パパ今日も遅いかなあ??パパお医者さんだから忙しいんだよねー」と言葉をかけていたらしく、トピ主は思わず「わざわざ言う必要ある?」と感じ、「そんなに旦那さんの職業って自慢したいの?」と嫌な気分になったのだとか。
「なんでそこまでしてアピールする必要があるんでしょうか。みんなドヤ顔してますが、何ででしょうか?」
この投稿に対し、集まったコメントは1500近くにも上っており関心の高さが伺える。これは、夫の職業自慢する妻に対し、多くの人が何かしら思うところがあるということだろうか。
しかし、コメントに目立つのは「息子に言っているだけで別に自慢ではないのでは?」という声だ。「過敏に反応しすぎじゃない?勝手に劣等感抱いてるだけじゃん」というコメントにはじまり、
「逆に主みたいな人と付き合いたくないわ」
「たまたまいた人の話を横から聞いて自慢と騒ぐような劣等感の強いオバサンとかホラーだわ」
などと、逆にトピ主が叩かれる状況になっている。
「子供の大学とかの自慢もある。その場合、本人には自慢できる部分が何もない」
最近は何かと言えばすぐに「それってマウンティング?」みたいにとられることも多いが、確かに今回のケースも聞いた(聞こえた)側が勝手にそう解釈してしまったパターンなのかもしれない。要は、受け取り側の「心の状態」の問題というのも大きいのだろう。同じ状況でも「自慢された」ととるのか「微笑ましい光景だな」ととるのかとでは大違いだ。
受け取り方次第だから、勿論トピ主に共感する声もある。「私は主さんの言いたい事わかる」とコメントした人は、
「周りに聞こえるように旦那の職業を言って、それで周りの反応伺って『すごいですね』待ちしてるんだよね」
と公園ママの言動をマウンティングと認定している。また、実際に「私も夫自慢されました」という声も集まっており、
「美容師の旦那いる人がいつも言ってる。『主人はカリスマ美容師の店長なんです〜』ってw」
「『公務員の旦那が?』って必ず枕詞に公務員てつける職場の女性ならいた」
「子供の大学とかの自慢もある。その場合、本人には自慢できる部分が何もない」
などという冷ややかなコメントも。
これを書いているうちに、自慢って何だろうと考え込んでしまった。日本には謙遜の美学というものがあるが、それが根強いがゆえに自慢がこうも煙たがられるのかもしれない。ともかく、相手の言動が仮にマウンティングだったとしても、それに気づかない、もしくは不快にならない程度に心の余裕を持っていられればいいなと個人的には感じた。