画像は「まんだらけオークション」スクリーンショット

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ながやす巧氏の漫画「愛と誠」の原画がオークションサイトに無断で出品され、400万円で落札された。これを受けて講談社は10日、同作の原画は紛失もしくは盗まれたものだとして、購入しないよう呼びかける声明を発表した。

愛と誠」は、1970年代に週刊少年マガジンで連載され、何度も映像化されたヒット作品。講談社によると、原画はながやす氏がすべて管理しているが、週刊少年マガジン編集部からやむをえず外部に貸し出しをする機会があったという。その際、行方がわからなくなった原画がわずかにあるとし、「当時の原画管理に関する意識の甘さを猛省」していると明かした。

オークションサイトには、「週刊少年マガジン1973年11号掲載の扉絵」だというカラー原画が出品。4月20日に最低落札価格8万円で入札が開始され、5月6日に400万円で落札された。これについて講談社は、ながやす氏が原画を外部の人に譲渡したり、売却したことは一切ないため、オークションや漫画専門店で売買されているものは遺失物か盗品と説明。同作の原画は購入せず、原画の販売を発見した場合は週刊少年マガジン編集部に連絡するよう呼びかけている。