ナインティナイン(矢部浩之・岡村隆史)

写真拡大 (全2枚)

 普段感じていること、あるいは口には出せないホンネ、はたまた口が裂けても言えない秘密。──匿名という条件のもとに、ぜんぶ白日の下にさらけ出します! 男女のセキララなアレコレを、いろんな角度からアナリティクス(分析)! 数字はウソをつきませんよ♪

懐かしの人気企画続々!バリエーションの広さは、
さすが国民的な人気番組!

 3月31日(土)、フジテレビ系列の人気バラエティ番組、『めちゃ×2イケてるッ!』が最終回を迎えますよね。96年からスタートし、前身である『めちゃ×2モテたいッ!』や『とぶくすり』などから考えれば、25年の長寿番組の終焉ということになります。

この記事のすべての写真を見る

 大笑いしたり、元気をもらった経験がある人も少なくないハズ! そこで、30〜40代の女性200人に緊急アンケート!(協力:アイリサーチ) 『めちゃイケ』の思い出を振り返ってもらいました。

【あの人気企画を懐かしむ声が殺到!】

「最近はつまらなくてみていなかったが、SMAPの中居君とナインティナインの日本一周の旅は内容が攻めていて面白かった」(44歳・東京都)

「岡村さんのダンス企画がすごかった」(32歳・神奈川県)

「オカザイルの企画は大好きだった。トレーニングしてる岡村さんもすごいし、ダンスのセンスもものすごくあって尊敬する」(32歳・千葉県)

「オファーシリーズ好きでした。頑張っている姿はステキでした」(40歳・長野県)

「よもぎだくんの企画がたのしかったです。 あと学力テスト。どれもおもしろかったなあ。また復活してほしいです。 EXILEとのダンスもすごかったです」(35歳・大阪府)

「学力テストの答え合わせはいつも笑わせてもらった」(47歳・兵庫県)

「バカ決定戦の試験のやつ。 ありえないー、あははーと笑ってなんだかスッキリしました」(38歳・大阪府)

 惜しむ声のなかでもっとも多く挙げられた企画が、「中居&ナイナイ日本一周」と、おバカタレントを決定する「テスト」シリーズ、そしてオファーを受けた岡村隆史が猛特訓してパフォーマンスを披露する「オファー」シリーズでした。

 全盛期は高視聴率を連発した特番企画ばかりなのは、“盛り上げ上手”な『めちゃイケ』の企画力のたまものかもしれませんね。一方、通常のレギュラー企画でも、人気企画は多く挙げられました。

【毎週楽しみにしていた、あんな企画やこんなキャラ】

「最近はあまり見てなかったけど、なくなるのは寂しい気がします。爆裂お父さんが好きでした」(37歳・長野県)

「爆裂お父さん。ハチャメチャすぎて笑えた」(37歳・三重県)

「数取団。一緒に楽しんでいたので」(48歳・群馬県)

「数取団の“ブンブンブブブン”のリズムが印象的だった」(34歳・愛知県)

「ガリタ食堂」(30歳・東京都)

 今となっては放送したらクレームが殺到するような過激な企画も、『めちゃイケ』らしさ。そういえば「ガリタ食堂」では明松(カガリ)功プロデューサーが人気になりました。中嶋優一プロデューサーの名前も出てくるなど、この番組で名を挙げた制作スタッフが多かったのは、局を代表する人気番組ならではのことですよね。

「思えば新メンバーが入ったころから…」
尖った企画が裏目に出てしまうことも?

 さて『めちゃイケ』といえば、「おだいばZ会」と称される個性溢れるメンバーの顔ぶれも忘れちゃいけません。彼らに対する思い出コメントも多く寄せられましたよ。

【おだいばZ会のみなさん、おつかれさまでした!】

「雛形あきこの若いころがかわいかった」(46歳・宮城県)

「尖っていた加藤浩次が見られなくなって寂しい」(38歳・東京都)

「山本圭壱の出てるコーナーはわりとすきでした。 加藤家家訓、数取団、江頭の登場など、幼い時に兄弟でみて大爆笑して毎週楽しみにしていた思い出がたくさんです」(31歳・愛知県)

「油谷さん。 大久保さんの韓国(?)のマッサージ面白かった」(40歳・大阪府)

「当時は本当に面白いと思えた。 でも岡村さんが精神を病んでしまってからは、痛々しく感じた」(38歳・神奈川県)

 意外にも、活動自粛をしていた山本圭一に対する否定的なコメントはまったくなかったことが印象的! 一方で、中心メンバーである岡村隆史が長期療養した際、テコ入れを兼ねて加入した新メンバーに対してはというと……。

【不評だった新メンバーオーディション】

「新メンバーを入れたあたりから見る気が失せた。あれをやめればよかったのに」(39歳・神奈川県)

「数年前までは面白くてよく観ていたけれど、新しいメンバーが入ってきてからは、なんだか面白くなくなって見なくなってしまいました。 少し残念な思いがします」(42歳・愛知県)

「新メンバーに三ちゃんが入ったあたりから見なくなった」(30歳・愛知県)

 残念ながら好意的なコメントはなく、今となっては凋落の始まりという見方ができるかもしれません。常に新しいチャレンジを重ねてきた番組だけに、それが吉と出るか凶と出るかはある種のギャンブルなのでしょう。それだけに、「そもそも嫌い」という意見も根強くあるようです。

【もう飽きた、下品…ネガティブな声もチラホラ】

「ものすごく嫌いな番組。 理由は、内輪だけで盛り上がってる感じ。例えば、視聴者が知らないプロデューサーをネタにしたり。 とんねるずのみなさんのおかげですに然り、ナレーションの声もとにかく受け付けない」(34歳・宮崎県)

「興味がない番組なので、何も感じません。ひとつの時代が終わるんだなという印象です」(35歳・兵庫県)

 とはいえ、やっぱりメジャーな番組。総じて「寂しい」「ありがとう」など、好意的な意見が多かった印象です。

「楽しい番組をなくさないでほしい。見たいと思う番組がもうありません」(33歳・長野県)という意見もありました。昨今のコンプライアンスへのケアから品行方正な番組が増え、過激なコンテンツはネット番組へ……という動きもさらに活発になっています。そんななか、『めちゃイケ』のような若さと勢いのあった民放の番組は、なかなか生まれにくいのも事実なのでしょう。

 毎週土曜日を楽しみにしていた世代としては、フジテレビに元気が戻るような『めちゃイケ』クラスのインパクトのある人気番組が始まってくれることを、切に祈るばかりですよね。

<文 / 雛菊あんじ>