本棚を見ると、その人がどんな人間かが分かるといいます。それは、スマホの中のアプリも同様。そう、アプリを見れば生き方も分かってしまう時代なのです。

今回アプリを見せていただいたフサコさん(30)は、美術系の中学教師。そもそも最近の学校の先生は、仕事でアプリを活用しているのでしょうか?さっそく拝見すると、デスクトップ画面はフォルダできちんとアプリが整理整頓されていました。よく見ると、「写真」「林檎」「連絡」など、フォルダ名が全部日本語です。

壁紙は「マリメッコ」。家で使っているパソコンの壁紙とおそろいだそうです。

フォルダ名がすべて日本語で見やすいですね。アプリの配置にこだわりはありますか?

こだわりは特にありませんが、スクロールしなくても使えるように、フォルダ分けをして整理するようにしています。フォルダ名が日本語なのも、ぱっと見て分かりやすいため。実用性重視です。

お仕事でアプリを活用することはありますか?正直、学校の先生とあまり結びつきが想像できませんが……。

授業ではパソコンは使いますが、スマホを使うことはほとんどありません。ただ美術科なので、色の認識や識別が多数派と異なる「色覚特性」を持つ生徒に対して、色の見え方を確認する「色のシミュレータ」というアプリは活用しています。あとは行事の前には天気を確認するために「ウェザーニュースタッチ」と、これはアプリではありませんが「東京アメッシュ」をチェックしていますね。「東京アメッシュ」は東京都下水道局が運営しているサイトですが、降雨情報の精度がかなり高いです。

確かに学校行事の前は天気が気になりますよね。ほかに使っているアプリはありますか?

「Adobe」のソフトで授業用のプリントを作っているので、スマホでPDFデータが作成できる「Adobe Acrobat Reader」や、クラウド管理ができる「Adobe Creative Cloud」はよく活用しています。これらは使い勝手もいいので、どちらもオススメです。

プライベートでよく使っているアプリはありますか?

使用頻度が高いのは「Twitter」や「LINE」などのSNSアプリです。あとは「連絡」のフォルダに入っている「gmail」や「メッセンジャー」などのアプリもよく使います。こちらはプライベートで利用することが多く、友達や家族との連絡が主です。

ありがとうございました!

フサコさんオススメのアプリ

■『色のシミュレータ』ってどんなアプリ?

さまざまな色覚特性を持つ人のための、色覚シミュレーションアプリ。内蔵カメラから得た動画や写真をリアルタイムに変換し、色の見えかたを体験することができる。(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

■『ウェザーニュースタッチ』ってどんなアプリ?

気象のプロ400名が24時間体制で情報配信する、お天気情報の総合アプリ。1kmごとの降雨レーダや、5分毎に更新される“超細密天気予報”など、より細かいお天気情報に対応している。(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

■『Adobe Acrobat Reader』ってどんなアプリ?

PDFデータの表示や作成ほか、スマホのカメラで撮影したデータをPDF化することも可能。ほか手書きの署名を撮影してこちらのアプリに同期すれば、スマホで簡単にPDF内に署名することもできる。(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

■『Adobe Creative Cloud』ってどんなアプリ?

PDFなどのファイルによるクラウド管理ができるアプリ。スクリーンショットを撮影すると自動的にこちらへ同期することもでき、アプリ内で注釈やマークアップをつける機能もある。(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)