椎木里佳さんのツイッターより

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高校生で実業家デビューし現在は「大学生社長」などと呼ばれている椎木里佳さん(20)。

男性のセクハラや性的要求を止めたい、女性にそうした実態を知ってほしいとツイッターに体験談を綴ったところ、「嘘だろ」「モテた自慢かよw」などと寄せられたコメントの8割がネガティブなもので、99%が男性からのものだった、とテレビ番組で明かした。

飲み物を一口飲んだ時にガクンと脳に来た

椎木さんは2017年12月17日にツイッターで、セクハラや性的要求は世の中に蔓延してる、とし、

「断ったら仕事の話が白紙になったこと何回もある」

と打ち明けた。その中には、仕事関係で食事しながらの打ち合わせがあり、相手の男性が持って来た飲み物を一口飲んだ時にガクンと脳に来た感じがした。クスリを盛られたと確信し、2時間の打ち合わせを適当な理由を付けて30分で切り上げて帰ってきた。その男性はもともとそうした噂がある男性だから警戒はしていた。それ以来、男性と2人で外で打ち合わせや会食する時は、自分で店を決め、オーダーも自分で、一時的に席を離れることになった場合は飲み物を変えるかもう飲まないようにしている、とし、

「警戒しすぎとも言われるけど、実際そういう事があったし、後悔するよりよっぽど良いよ」

と呼び掛けた。これは3回に分けて発信され、合計でリツイートは約1万5000、「いいね」は1万7000ほど付く反響があった。

そんな椎木さんが17年12月19日放送の情報番組「モーニングCROSS」(TOKYO MX)に出演し、なぜこうしたツイートをしたのかを説明した。米女優のアリッサ・ミラノさん(45)が、性的嫌がらせや虐待を受けたすべての女性が『Me too(私も)』と書き込めば問題の大きさが人々に伝わる、という運動をしていて、先日は作家の「はあちゅう」さんが元勤務先でのセクハラ、パワハラ被害を実名で告発した。自分も実体験を書くことで少しでも力になれれば、とし、ツイッターで「#metoo」に参加した、とした。

投稿の99%が男性で「捨てアカ」も散見された

このツイートは反響が大きく、拡散されたのは嬉しかったが、納得のいかない出来事が起こった、とした。それはネガティブなコメントがツイッターに寄せられたこと。「作り話だ」「モテることを自慢している」「食事に行くお前が悪い」「なぜ実名を出さない?」などで、

「軽くみられて、性にしか君の価値見出せないんじゃん? 類は友を呼ぶ、とも言うしねw」
「相手方もこんなクズ女と仕事しなくてよかったと思ってるでしょうね!」

と、全体の8割がネガティブな内容で、投稿しているのは99%が男性と思われ、ネガティブな投稿をするためだけに作った「捨てアカ(捨てアカウント)とみられるものも多かった、とした。

椎木さんは、自分もこういう内容のツイートをすることでリスクを負うことは覚悟している、としたうえで、

「体験した情報を発信し、それはおかしいことだよねと、容認しない世の中作りをしなければ、セクハラ、性的要求は永遠に終わらない」

と改めて訴えた。17年12月21日現在も椎木さんはツイッターで、自分に対してのネガティブコメント対し、一つ一つ説明を続けている。