【千葉|採点・寸評】
GK
23 佐藤優也  6
相変わらずの守備範囲の広さを見せつつ、前がかりのチームを下支え。ピンチらしいピンチはなかったが、身体を張って無失点に守り抜いた。

DF
30 溝渕雄志 6
相手陣深くまで走り込むオーバーラップは町田との連係も抜群。対面の和泉竜司との1対1も優勢に進めた。
 
3 近藤直也 6
コンビを組むキム・ボムヨンのカバーリングをこなしつつ、自分のエリアのボールを着実に掠め取る巧さも見せた。
 
37 キム・ボムヨン 6.5
対人守備の強さだけでなく、ロングフィードの速さ、強さで攻撃面での貢献度も非常に高かった。気迫あふれるプレーはムードメイカーとしても有能。
 
25 比嘉祐介 6(88分OUT)
対面の青木に仕事をさせないバイタリティ。オーバーラップも豊富で、推進力が光った。
 
MF
7 佐藤勇人 6.5
老練なポジショニングでハードワークのかじ取りを果たした。球際の激しさも申し分なく、チームの完勝を陰ながら演出。
 
15 熊谷アンドリュー 6.5
フィジカルを生かした守備面で中盤の制圧に一役買った。フィードのパワフルさで切り替えの速さも演出した。
10 町田也真人 6.5
3列目からフィードを送り、右サイドでゲームメイクも。カウンターに走る躍動感も良く、2点目のインターセプトは見事のひと言。
 
13 為田大貴 6.5
左サイドをパワーとテクニックで掌握。動きは大きくないが、周囲の激しさと対照的でそれが良いアクセントにもなり、2点目も冷静にゲット。
 
FW
11 船山貴之 6.5(84分OUT) 
2列目から最前線のエリアを縦横無尽に動き回り、チャンスメイクだけでなくフィニッシュワークでも貢献。先制点のアシストも。
 
9 ラリベイ 7(78分OUT)
MAN OF THE MATCH
ピッチ上で最強の高さと強さを誇った。前線で起点となりつつ動きも豊富。先制点とダメ押し点を決め、文句なしのMOMに。
 
交代出場
FW
50 指宿洋史 6(78分IN)
フィジカル面で後手に回っていた名古屋に対し、嫌がらせのような投入だった。ロングフィードを追う献身さとゴールをつけ狙う貪欲さを見せ、勝利の流れを維持した。
 
FW
8 清武功暉 6(84分IN)
出場時間は短かったが、激しいフォアチェックなどで試合の流れを壊さず勝利のホイッスルを聞いた。
 
DF
26 岡野 洵 -(88分IN)
足がつった比嘉祐介に代わって出場。きっちり試合を締めた。

監督
フアン・エスナイデル 6.5
相手のやり方を研究し、そのうえで自分たちの持ち味を最大限に発揮させての圧勝は、指揮官の手腕と采配の確かさも色濃く感じられた。名古屋がここまで何もできなかった試合は実に久しい。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。