※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
[J1リーグ18節]横浜 1-1 広島/7月8日(土)/日産ス
 
【チーム採点・寸評】
広島 5.5
後半こそ流れを手にして攻め込んだが、そんななかで先制を許すのはゲームコントロールに問題点があるからか。ただ、好調の横浜を相手に失点後に崩れず、しかも劇的な同点ゴールを挙げたことはポジティブに捉えたい。
 
【広島|採点・寸評】
GK
34 中林洋次 6
立ち位置を微調整しながら、相手のシュートをストップ。計算の立つGKであることを証明したが、失点シーンはもう一歩前へ詰めたかった。
 
DF
2 野上結貴 6
横浜の分厚い攻撃に耐え続けたメンタルは見事。失点後も落ち込まずに身体をしっかりと張れていた。
 
5 千葉和彦 6
躊躇なく相手の前に立ち塞がった63分のシーンだけでなく、闘志むき出しで全力プレー。耐える時間が長くとも、声を上げて守備を統率した。
 
4 水本裕貴 5.5
先制を許したシーンは斎藤のドリブルに対して中途半端なポジショニングをとってしまったか。それ故に減点したが、プレーぶりは千葉らと遜色なかった。
 
MF
3 高橋壮也 5
前半は息を潜めていたが、後半は積極的な攻め上がりを見せる。ただ、クロス精度が足りず、カウンターを受ける要因にもなっていた。他の面でも未熟さを感じさせた。
 
6 青山敏弘 5.5                                                                               
ボール保持率の上がった後半こそゲームをコントロール。ただ前半には、らしくないパスミスも。苦しい時ほどチームを牽引してほしいのだが……。
 
30 柴粼晃誠 5.5 5.5(80分OUT)
パスの受け皿、発射台となるも縦パスは少ないか。タイミングの問題もあるが、もっと味方を信じて楔を打ち込んでも良かった。
 
18 柏 好文 5.5
ドリブルを開始すればチャンスの匂いを醸し出し、同点ゴールを生むクロスも。ただ、前田のダイアゴナルランに付いていけずに失点したことを鑑みれば0.5点の減点も仕方ない。
 
44 アンデルソン・ロペス 6.5
最後の最後に大仕事。クロスの撥ね返りをトラップからのボレーでゴールネットに突き刺し、苦しいなかでの勝点1をチームにもたらした
 
MF
29 森島 司 5.5(85分OUT)
狙って浮いたポジションを取り、ボールを受けるとターン。惜しいシュートもあった。ただし時間が経つとプレー精度を落とした。
FW
22 皆川佑介 5.5(85分OUT)
中澤ら屈強なDFを相手に回しても、最前線でしっかりとキープする場面も見受けられた。あとはゴールを奪うのみ。それが最大の仕事だ。
 
交代出場
MF
16 茶島雄介 -(80分IN)
柴粼との交代で80分からピッチに立つも、直後に中央を破られて失点。個人としても決して満足できないプレーだったのでは。
 
MF
10 フェリペ・シウバ -(85分IN)
疲れの見えた森島に代わって、工藤とともに送り出される。ゴールへの執念や素早い動き出しで、チームに改めて推進力を与えていた。
 
FW
50 工藤壮人 -(85分IN)
最前線でハードワークしていた皆川と途中交代。自身が入ってから得点は生まれたものの、10分もアピールする時間がなくては……。
 
監督
横内昭展 5.5
森保監督の退任という難しいチーム状態のなか、勝点を呼び込む。ただし本人は「3を取れなかったのは自分の準備が足りなかったから」と反省を口にした。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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