キムタク、紅白出演せず「正直複雑だった」

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SMAP木村拓哉(44歳)が、4月10日に放送された「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演。SMAPとして出演できなかった昨年大みそかのNHK紅白歌合戦や、グループ解散により1人になった今年の活動への思いなどについて語った。

番組ではこの日、木村主演の映画「無限の住人」の撮影が行われた、京都の撮影所を軽部真一アナ(54歳)が訪問。木村と共に敷地内を歩きながら、インタビュー形式で思いを打ち明けた。

軽部アナから「今年は木村さんにとって、また新たな一歩と言えるのでは?」と聞かれた木村は「ちょっとした新人と思って取り組んでいる」と回答。

年が明けたとき、「『新年明けましておめでとうございます』って言ってくださるじゃないですか。年賀状のメッセージだったり、友人・スタッフから届くメールの内容だったり、それを見ていると、“新年”っていう言葉に対して何かちょっと反応する自分がいた。年だけではなくて、自分自身もそうだなと。今年の頭はそういう気持ちで切り替えてやってましたね」と、SMAPが解散し、1人での活動に入った2017年の始まりを振り返った。

また、これまでの新年の迎え方とは「違いました、違いました」という木村。「年末にNHKホールにいなかったのが、すごい風変わりな時間でしたね」と、ずっと出続けていたNHK紅白歌合戦に出演しなかったことで、落ち着かない時間を過ごしていたようだ。

そのときの胸中は「正直複雑」だったとのこと。そして「(NHKホールに)いたかったというか、たくさんのお声だったりとか、NHKさんで関わっていた人たちからの気持ちも実際に受けてはいたので、正直ちょっと応えられないのが残念だなと思っていた」と率直な想いも口にした。

また、1人での活動になったことで、「自分が猪突猛進ではないですけど、自分が走れば物事が成立する……そうではないというのが改めて思った。(SMAPでは)自分以外にも同じグループとしてメンバーがいたので、なんかこう、どこか、ちょっと自分がこがなくても前に進んでるような感じがあった時期も実際あった。今は本当に舵を切るのも、推進力を得るのも自分の力だったり、追い風になってくれる共演者とかスタッフの協力がないと自分が表現しても何もならないので、そういう人たちの気持ちと要望と、必要とされることの有り難さはちゃんと感じながらやっていきたい」と思っているという。

さらに音楽活動についても言及。4月10日に放送されるバラエティ番組「さんタク」(フジテレビ系)で歌う機会があったが、収録の際に「正直、“歌筋”が落ちていて」と感じたという。そのため「ちゃんと歌うのであれば、ちゃんと歌っておかないといけないと思いますし、この間、痛烈に感じて。“歌筋”落ちちゃった…って」と残念そうに語った。そして今後の音楽活動の可能性には「(またいつの日か)それを必要としてくれる方がいたらだと思いますけど」と答えていた。