Da-iCE岩岡 徹が舞台『ちるらん』に挑戦! 「歌やダンスとは違ったレールで自分らしさを出せたら」
幕末最強の武士団・新撰組を描いた人気漫画『ちるらん 新撰組鎮魂歌』(原作:梅村真也/作画:橋本エイジ)がこの春、待望の舞台化を果たす。主演は、現在人気急上昇中の5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの岩岡 徹(同グループの花村想太とのダブル主演)。初舞台・初主演にさぞ緊張しているかと思いきや、「違う畑だからこそ、いいものを吸収したい」と、ごく平然と話す。新たな世界への挑戦、ダンスへの思い、学生時代のエピソードから理想のデートまで……。クールな容姿の内側に潜む、熱い思いを見せてくれた。

撮影/祭貴義道 取材・文/古俣千尋 制作/iD inc.



初主演で、新撰組の天才剣士・沖田総司役に挑む!



――舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』は幕末最強の武士団・新撰組が華々しく生き、そして散りゆくさまを描いた、殺陣あり、笑いありのアクションステージです。岩岡さんにとっての舞台初主演となりますが、今の気持ちを教えてください。

主演は初めてなのですが、素晴らしい役者のみなさんに周りを固めてもらっているので、胸を借りるつもりでやっています。支えていただけている安心感もありますし、ひとりひとりが主演のつもりで、全員でいい舞台を作れたらいいなと思っています。

――幕末に活躍したさまざまなヒーローが出てくるなかで、岩岡さんが演じる役は、麗しの美剣士・沖田総司ですね。のちに新撰組となるメンバーが出入りする道場・試衛館で最強の男であり、主人公の土方歳三(Da-iCE・花村想太)が一方的にライバル視している人物でもあります。

沖田は、普段は優しくて、のほほんとしているんですが、いざ戦いとなると豹変してしまう二面性を持っていて、そこが魅力的なキャラクターだと思っています。豹変するシーンでは、怖さや恐ろしさをしっかり伝えていきたいですね。



――沖田総司を演じていて、自分と似ているなという部分はありますか?

二面性を持っているところは、ちょっと似ているかもしれません。プライベートの自分と仕事の自分って、別に使い分けているわけじゃないんですけど、仲のいい人たちといるときに出る“素”は、やっぱりあると思うので。あ…でももちろん、豹変して怖くなったりはしません!(笑)

――(笑)。では、沖田総司の「ここがスゴい」と思うところは?

やっぱり、剣術の天才なんですよね。生まれもっての天才型。自分とは真逆なので、そういう人って頭の中がどうなってるんだろう? って思います。

――天才型の真逆ということは、岩岡さんご自身は努力家タイプ?

いや、しっかり努力してきているとも言えないので…。僕自身は、ごく普通です(笑)。



――岩岡さんのこれまでのことは後半でじっくりお聞かせいただくとして、今回の舞台では殺陣のシーンも多いですが、やってみてどうですか?

ただのチャンバラと剣術の違いを痛感しましたね。殺陣の先生が、「構え方を見れば剣術の強さがわかる」っておっしゃっていたんですが、本当にその通りで。踊りもそうなんですけど、やっぱりすべてに共通しているのは基礎なんだなっていうことが、殺陣でも学べました。

――基礎からみっちりと稽古されているんですね。では、台本を覚えることはどうでしょう。大変ですか?

今はまだ稽古序盤なので(※取材が行われたのは3月上旬)、一字一句を覚えるよりも、流れに乗ってやるようにしています。決まったものを読むだけだったら、会話が機械的になっちゃうので。相手と「話している」感じが、そのままお客さんに伝わればなと思ってやっています。

――役者にしても殺陣にしても、普段のダンスのお仕事とはかなり違うはずですが、岩岡さんはスッと自然に受け入れて、こなされている印象です。

新しいものに触れるのがすごく好きなんです。こういう経験が自分にとってプラスになるし、まったく違う畑だからこそ、いいものを吸収したいなって。それに、直で自分の感情が伝えられて、お客さんの感情も伝わってくるという意味では、Da-iCEのライブも舞台も同じ「生もの」なので、その空気感も好きですね。



――今回はDa-iCEのメンバー・花村想太さんも一緒に主演を務めますね。

7年も一緒にいるメンバーなので、やっぱり心強いですね。また毎日一緒なのか、とも思いますけど(笑)。

――ここでもか、と?

若干ありますね(笑)。でもひとりだったら、もっとシーンとしちゃうだろうな。

――花村さんのインタビューも後日公開予定ですが、「お兄ちゃんみたいで優しい岩岡さんと一緒だから、毎日楽しい」とおっしゃっていました。

そうですね。普段は弟みたいな感じなので。でも、今回の役だと逆なんですよ。役では僕のほうが年下で、敬語で話すんです。そういうのも、舞台の面白みのひとつですよね。

――普段のDa-iCEでは見られない、ふたりの関係性にも注目ですね。では、今回の舞台にかける意気込みをお願いします。

原作のファンもたくさんいらっしゃるので、そのイメージを壊さないようにしたいですし、各役者さんの色や個性が出て、「このメンバーだからできた作品だね」って思える舞台にしたいです。終わったときに「また見たい」「再演してほしい」って言われるぐらい、いいものにできたらいいなと思いますね。




「やっぱりまだ好き」会社を辞めて再びダンスの道へ



――ここからは、岩岡さんご自身についてお聞きしていきます。ご自分では、どんな性格だと思いますか?

いまだに、自分でもわからないんですけど…(笑)。まあ、基本はシャイですね。人と打ち解けるまでに時間がかかる感じです。

――シャイな性格は、小さい頃から?

いえ、小さい頃はめっちゃうるさかったです。よく「口から生まれた子」って言われてたし、クラスでもうるさいタイプでした。その反動で、年をとるごとにだんだん落ち着いてきたのかも…。

――ダンサーを目指したのはいつからですか?

中学ぐらいですね。それまでずっとサッカーをやっていたんですが、骨折して一度離れちゃったときがあったんですよ。なんか違うことをやりたいなと思っていた時期に、たまたまテレビで踊っている人を見て、「あ、ダンスってカッコいいな」と思ったのが最初ですね。ちょっとサッカーも、飽きてきてたし(笑)。



――そこでダンスと出会ったんですね。

はい。スクールに通っていたときもあるんですが、当時にしては珍しく、僕の高校にダンス部があったんです。それで高校のダンス部に入って、大学でもダンスサークルに入ったりして、ちょくちょくダンスに関わってきていました。

――ダンサーとしてやっていこうと思ったのは?

Da-iCEを結成する1年前ぐらいです。大学を出て就職して、社会人をやっていたときに、離れてみて気づいたというか……。ダンスができない環境になってみて、大切さを痛感したんです。高校のときとか、それまでにもダンスから離れるたびにそういう気持ちになったことは何度かあって。こんなに何度も思うんだったら、この気持ちは本当なんだろうなと。

――離れても、どうしても忘れられない存在だったと。

そういうことですね。恋愛にたとえると「3〜4回別れたけど、やっぱりまだ好きだ!」みたいな(笑)。それで、何も次が決まっていないゼロの状態のまま、会社を辞めました。

――なかなか勇気のいる決断ですよね。

はい。でも、そのとき持っていた肩書きを捨ててでも、ダンスの道に行くほうが、人生よくなるんだろうなっていう直感もあって。思いきって、行動しましたね。



――その後、2011年1月にDa-iCEを結成、2014年にメジャーデビュー。結成6年目となる今年1月には、日本武道館でのワンマンライブも成し遂げました。

武道館ライブの日は、Da-iCEの結成記念日でもあったので、一生心に残る特別な日になりました。武道館ライブをやると発表したときには、自分たちにはまだ大きすぎる目標だったんですけど、時間が経つにつれて、通過点のひとつという意識になっていった感じですね。

――憧れだった武道館が「通過点のひとつ」となった今、次にかかげる目標は?

2017年のツアーが発表されたので、まずそれを完走すること。そして武道館のように、今は届かないだろうっていう、上の目標に向かって進めたらなと思います。岩岡 徹としての目標で言えば、歌やダンスとはまた違ったレールで自分らしさを出せたらなと。ジャンルにとらわれず、いろんなことに挑戦して、吸収して、それをチームに持ち帰れるようにしたいですね。



弱さを見せない人って、男女問わずカッコいい



――今までを振り返って「あのときがあったからこそ、今の自分がある」という瞬間があるとすれば、それはいつですか?

いつだろう? あ…きっと高校のときですね。大学に進学する人が少ない高校だったので、僕が「大学に行きたい」って言ったら、先生に止められたというか、それは無謀だろうって言われて…。それが起爆剤になったんですよ。絶対受かって、軽く「あ、受かりましたー」って職員室に行ってやろうと思って(笑)。

――見返してやろうと。

そうですね。そのときに、「ひとつの目標に向かってやり続けることの大切さ」を学べました。努力すれば必ず達成感が待っているって、わかったんです。受かったのはたまたまだったんですけど、仮に落ちていても、その経験は大きかったと思いますね。



――もしかして、けしかけられると燃えるタイプですか?

当時はそうでしたね。でも今は逆で、褒められないとイヤです!(笑) 褒められるほうが嬉しいですよ、やっぱり(笑)。

――舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』には男らしくてカッコいいキャラクターたちが登場しますが、岩岡さんにとって「男らしさ」「カッコよさ」とは?

「弱さを見せないこと」ですね。もちろん、近しい人には見せていいと思うんですけど、公の場で弱い部分を見せない人って、男女問わずカッコいいなと思います。ツラいことやストレスが溜まることって誰しもみんなあると思うし、今ってインターネット上に弱音の吐きどころもたくさんあるじゃないですか。それを簡単に吐いて、負の連鎖を起こすのではなく、人に見せない強さ…。そういう人は心が強いし、忍耐強さがあるなと思うんです。



休日デートでやってみたいのは、プレゼント交換!



――毎日お忙しいと思うのですが、お休みの日は何をして過ごしていますか?

寝ていますね。ありがたいことに最近は休みがないので、次に休みがあったら、目覚ましをかけないで思いっきり寝たいです!(笑)

――とすると、「理想の休日」は、寝て過ごす一日でしょうか?

いっぱい寝て、起きたら映画を見に行ったりして、まったりして。買い物もしたいし、クルマでパッと出かけるのもいい。もっと休みがあったら、いきなり空港に行ってどこかに旅したい。ヨーロッパとか行ってみたいですね。

――お出かけや旅も好きなんですね。では、理想の「休日デート」は?

集合時間が早いのはイヤなので、ゆっくりめに家まで迎えに行こうかな(笑)。で、買い物に行ってプレゼント交換とかしたいですね! どこかのお店に入って「用意スタート!」で、アクセサリーとか服とか、お互いに合うものを探し合うみたいな。その後、一緒にご飯を食べに行きたいですね。

――楽しそうですね! それでは最近、岩岡さんがハマっていることを教えてください。

おいしいお店を探すことですね。ご飯を食べに行くときに、いつも同じ店に行くよりは、「この道、一本入ってみよう」みたいな感じで、新しいところを探すようにしています。こんなお店もあったんだ! っていう喜びが好きなので。



――素敵な店に出会うと嬉しいですよね。ちなみに、どんな食べ物が好きですか?

好き嫌いはないので、何でも食べます! でも、やっぱり一番は和食かな。

――ダンスやライブなど、ハードなお仕事だと思いますが、体力や健康維持のために、食生活にも気をつかっているのでしょうか?

僕、ジムも行っていなければ、食生活も生まれてから気にしたことがなくて。好きなときに好きなものを、時間とか関係なく食べちゃってるんです(笑)。

――そうなんですか! ちょっと意外ですが…(笑)。

だから、今年は健康を意識して、身体をケアするのが目標ですね(笑)。自分を見つめ直しながら、よりよいパフォーマンスができるように頑張ります!



【プロフィール】
岩岡 徹(いわおか・とおる)/1987年6月6日生まれ。千葉県出身。O型。中学生の頃にダンスと出会う。2011年に大野雄大、工藤大輝、花村想太、和田 颯とともにダンス&ボーカルグループ・Da-iCEを結成。翌年、AAAのツアーでオープニングアクトを務める。1万人のファンが投票で選んだ楽曲『SHOUT IT OUT』で2014年1月にメジャーデビュー。同年10月には1stアルバム『FIGHT BACK』をリリース。2015年より全国ツアーを開催、2017年1月には日本武道館にてワンマンライブを開催。4月には舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』にて、花村想太とともに初の舞台主演を果たす。
【ブログ】http://ameblo.jp/da-ice
【Twitter】@Da_iCE_TORU


■舞台「ちるらん 新撰組鎮魂歌」

【大阪公演】
4月7日(金)〜10日(月)@森ノ宮ピロティホール
【東京公演】
4月20日(木)〜30日(日)@天王洲銀河劇場
チケット全席指定・好評発売中!

▼詳細は下記にアクセス!
http://www.chiruran-butai.com/


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★★Da-iCE・岩岡 徹さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント★★

今回インタビューさせていただいた、岩岡 徹さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT


■受付期間:2017年3月29日(水)12:00〜4月4日(火)12:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/4月5日(水)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月5日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。4月8日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
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