【ファンキー通信】グルグル回る「回転ラーメン」

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 今日はちょっとラーメンでも食べにいきたいな〜と思っているあなた! そんなあなたに、「回転ラーメン」はいかが? ただし、上海の話ですが・・・。でもホントにあるんですよ、グルグルと回る回転ラーメンが!

 噂の回転ラーメンがあるのは、上海南京にある「プラザ66」。の5階にある地元でも人気の老舗「夏麺館」。このお店のオーナーさんが日本の回転寿司をもとにして考えたという。気になるお店の中・・・? 

 回転寿司をモデルにしたというだけのことはあって、私たちが慣れ親しんだ回転寿司屋さんと何ら変わりはない。カウンターの前を皿がグルグルを回っているのだ。回転ラーメンといってもラーメンそのものが回っているわけではない。だって、ラーメンが回っていたらのびてしまいますからね。回転しているのは、皿にのった具のみ。

 スープにこだわる日本のラーメンと違い、中国では具にこだわるようで、豆腐干や竹の子炒め、玉子に揚げ魚など、その内容は実にさまざま。まずは、つけ麺とスープラーメンの2種類からお好みの方を選び、注文したラーメンに回っている具を好きなようにトッピングしていくというシステム。回転寿司と同じで、皿の色によって値段が決められている。

 この上海では珍しいシステム、現地の人たちにはどのように受け入れられているのだろうか? 現地、上海情報に詳しい(有)イーストワンの上海レポート担当者に聞いた。

 「流行のスポットなのでお店は賑わっていますが、現地の人の評判は今のところ、イマイチです・・・。回転しているというのが珍しくて1、2度足を運ぶだけという人がほとんど。ラーメンにトッピングする具の数には限界があるし、このシステムだと一杯のラーメンが普通よりかなり高くなってしまします」とのこと。

 日本の回転寿司のように一般的に広く浸透するのは難しいようだ。

 日本の回転寿司をヒントに誕生したこのアイディア商売“回転ラーメン”。今度はこのスタイルが日本に逆輸入なんてことになるかもしれませんよ。その時は、ぜひあなたも体験してみませんか?(文/verb)

【取材協力・画像提供】
(有)イーストワン http://www.east-01.com/