江戸時代の雪だるまが話題 文字通りだるま形!
数日前からの天気予報どおり11月24日は朝から関東甲信の各地で雪が降り続いています。東京都心などでは11月での初雪は54年ぶりの観測となるそうです。
そんな一足早めの初雪もあり原宿・表参道にある浮世絵専門の美術館『太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art』が23日、「江戸時代の雪だるま」をTwitterにて紹介したところ話題になっています。投稿した時点ではそこまでRTされていなかったようですが、今朝からの雪の影響があり現在RTを伸ばし続けています。
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投稿された浮世絵の作者は歌川広景。絵から想像すると高さはおそらく人の背丈以上あるのではないでしょうか。結構大きめですね。
そして現代と決定的に違うのが丸を二つ重ねたものではなく、雪像のようにきちんと「だるまさん」加工が施されているところ。お腹の盛り上がった部分には魚が乗せられており、どうやらだるまと同じく縁起物として扱われていたようです。
現代とかなり違う、江戸時代の雪だるまは1月5日より太田記念美術館で開催される「お笑い江戸名所 〜歌川広景の全貌」展にて展示されます。また、同展では「謎の絵師」といわれる歌川広景の全貌を紹介する初めての展覧会にもなるそうですよ。
(文:宮崎美和子)