妊婦さん必見! 「陣痛(じんつう)タクシー」って知ってる?

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入院セットも用意したし、あとは陣痛が来るのを待つばかり。もしも陣痛が来たら、タクシーを呼んで病院に行けばいい、なんて気軽に考えていませんか? でもいざ陣痛が始まったとき、タクシーがすぐにつかまるとは限りません。ようやく乗車できたと思ったら、痛みに耐えながら病院までの道案内。そのうち、おなかに違和感が。もしかして破水……?

今回は、そんなときでも安心! 妊婦さんの強い味方「陣痛タクシー」を紹介します。

■陣痛タクシーとは?

「陣痛タクシー」は、妊婦さんを対象としたサービスです。あらかじめ出産予定日などの個人情報を登録しておけば、陣痛が始まった際、電話1本で深夜・早朝問わず迎えにきてくれます。出産予定の病院も登録しているので、病院までの道案内は不要。タクシーに乗り込むだけで、妊婦さんを病院に送ってくれます。

陣痛タクシーの中には突然の破水に備え、防水シートを用意するタクシー会社も。そのほか痛みに耐えるのに精一杯で、料金の支払いが困難な場合、後払いできる制度を設けているところもあります。数ある中からオススメの陣痛タクシー会社を紹介します。

■編集部おすすめ 「陣痛タクシー」会社紹介

●マタニティ・マイタクシー(国際自動車株式会社)

ここがポイント1 破水に備えて全車に防水シートを用意

「破水」はいつ起きるかわからないもの。乗車中に破水しても安心なように、全車(東京都内約3,000台)に防水シートを用意しています。もしも車のシートを汚してしまっても、クリーニング代などは不要です。

ここがポイント2 普通救命講習をうけたドライバーが対応

普通救命講習を受講し、修了証を交付されたドライバーが、妊婦さんとおなかの赤ちゃんを病院まで運びます。陣痛で料金の支払いが難しい時は、タクシー料金後払いサービスが利用できます。

URL:https://www.km-group.co.jp/taxi/maternity/
問い合わせ先電話番号:03-5520-5690
料金:迎車料金410円(横浜市南区の場合310円)と通常のタクシー料金(730円〜)で利用可能。深夜・早朝は割増料金。詳細は公式ページで案内
対象エリア:東京23区、三鷹市、武蔵野市、神奈川県横浜市南区、西区

●JIN-TSU TAXI 陣痛タクシー(日本交通株式会社)

ここがポイント1 利用者30,000件以上の確かな実績

「JIN-TSU TAXI」がサービス開始したのは、平成24年5月。スタートから4年が経過し、93,000件以上が登録、利用者は30,000件を突破しました。多くの実績があるので、いざというときでも安心して利用できます。

ここがポイント2 陣痛以外でも利用が可能

突然の出血やおなかの張りなど、妊娠中は体調が変化しやすいもの。「JIN-TSU TAXI」では、陣痛時だけではなく、定期健診やちょっと心配で診察を受けたいときにも、事前登録した病院まで送迎します。

URL:http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/use/jintsu.html
料金:迎車料金410円と、メーター運賃730円〜。深夜・早朝時間帯(22時〜5時)は割増運賃。詳細は公式サイトを参照
対象エリア:東京23区、三鷹市、武蔵野市

●陣痛タクシー(ハッピータクシー株式会社)

ここがポイント1 助産師からの講習を受けたドライバーがお迎え

病院まで送迎するのは、助産師からの講習を受けたドライバー。安心・安全に病院まで送迎します。付き添いの人がいない場合は、ドライバーがサポートするので安心です。

ここがポイント2 定期健診などの際にも利用できる

出産時以外にも、定期健診や急な体調の変化で病院を受診したいときにも、同サービスが利用できます。また緊急時でも安心、24時間・365日対応します。

URL:http://www.yamatekotsu.co.jp/happy/service.html
問い合わせ電話番号:048-252-5830
料金:通常のタクシー料金(730円〜)。深夜・早朝時間帯の利用は、割増料金。詳細は公式サイトで案内。
対象エリア:埼玉県川口市・戸田市・蕨市(※他のエリアに関しては要相談)

●ママサポートタクシー(第一交通産業株式会社)

ここがポイント1 助産師による研修を受けたドライバー

おなかの赤ちゃんとママを送迎するのは、助産師による研修を受けたドライバーです。お迎え時は、もしもの破水の備えて、バスタオルや防水シートも準備されています。

ここがポイント2 業界一サービス(配車地区)エリアが多い!

ママサポートタクシーは、北は北海道(札幌市、函館市)から南は沖縄まで各地で展開。今後もサービスエリアを拡大中とのことなので、現在配車地区でない場所も今後はサービスエリアになるかもしれません。

URL:http://www.daiichi-koutsu.co.jp/taxi/mamasapo/
問い合わせ電話番号:各地により異なる。詳細はママサポートダイヤルまで
料金:通常のタクシー料金(各地域によって異なる。詳細はママサポートダイヤルへ)
対象エリア:沖縄、九州、中国地方、関西地方、静岡県、長野県、山梨県、神奈川県、千葉県、群馬県、茨城県、宮城県、北海道などの一部

■まとめ

出産予定日が近くなってくると、わが子との対面が楽しみになってくる反面、いつ陣痛が起きるのか心配になる妊婦さんは多いでしょう。そこで事前に登録しておきたいのが「陣痛タクシー」です。出産時だけではなく、急な体調変化時にも利用できる心強い存在なので、ぜひ事前の登録をすませ利用しましょう。

(松原圭子/フォルサ)