「1億総中流」という、かつて日本社会を支えてきた幻想が崩れ、マイホームが「高嶺(たかね)の花」になりつつある。日本経済新聞社の記者・外山尚之氏が、現在の不動産市場で何が起きているのかを追った「なぜ働いても家を買えないのか」(日本経済新聞出版、1100円)が刊行された。東京23区の新築マンションの平均価格は1億3000万円を突破し、過去10年間で2倍となり、既にバブル期の水準を超えた-。