国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す「彦根城」(滋賀県彦根市)について、文化庁は9日、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)の事前評価で、世界遺産としての評価基準を「満たす可能性はある」とされた、と発表した。滋賀県などは、彦根城が、各地の大名が江戸幕府の安定を支えた「大名統治システム」を示すものとして価値をアピールしている。イコモスはその方向性を評価した