2018年の西日本豪雨の後、岡山県では流れ出た泥が猛暑で地割れを起こした(写真・共同通信)今年は、5月に30度を超える真夏日が頻発するような “暑すぎる春” だった。ところが……。「本当の “灼熱地獄” はここからですよ」と警鐘を鳴らすのは、三重大学気象・気候ダイナミクス研究室の立花義裕教授だ。「そもそも、2023年が断トツの猛暑でしたよね。通常、7月は普通なのに8月が暑いとか、残暑が強い年ほど夏の始まりが遅