巨大なガントリークレーンが並ぶ大井コンテナ埠頭(記者撮影) 2023年から船舶の燃費規制が強化されるなど、海事産業に脱炭素の波が押し寄せている。こうした流れを追い風に、船舶用エンジン首位の三井E&Sの業績回復が著しい。2022年には祖業の造船業を切り離し、主に舶用エンジンと世界シェア2位の港湾クレーンに事業を集中。2023年3月期に5期連続の営業赤字から復活を果たした、三井E&Sの強みを探った。「時代にあわせて