たかがしゃっくり、されどしゃっくり。鼻や喉への刺激で横隔神経と迷走神経を介して横隔膜のけいれんと喉周辺の収縮が生じ、不快感や、ひどいときは睡眠に支障が出る。がん治療に使われる「シスプラチン」の副作用でしゃっくりが生じることがあり、これが地味に体力と気力を消耗する。しつこく続くときは、精神を安定させる薬や吐き気止めなどが処方される。意外なところでは柿のへたを煎じた薬が有効だ。国立がん研究センタ