選択的夫婦別姓の制度導入を求める裁判が次々と最高裁で敗訴している。最高裁大法廷は6月23日、夫婦別姓を認めない民法の規定は憲法に違反するとして、事実婚の夫婦3組が訴えた家事審判の特別抗告で、「夫婦同姓は合憲」という判断を示したが、その決定を受けてのものとみられる。いずれも、上告理由がないという簡素な文面で、訴えていた人たちからは「残念でならない」「判断を聞きたかった」という声があがっている。●「三行半