コンサートホールなどの室内音響の特性把握には、点音源を用いた音響試験で残響時間を計測することが理想とされており、それには筐体に複数の磁石とコイルからなる重いスピーカーが取り付けられた正多面体スピーカーが用いられている。しかしスピーカーが音場に対して相対的に大きい場合には、点音源と見なせない。そこで芝浦工業大学 工学部機械機能工学科の細矢教授らの研究チームは、軽量かつ柔軟でありながら大きな変位を生み