国連安全保障理事会の制裁決議2397号がすべての国連加盟国に義務付けた、自国内の北朝鮮労働者を全員本国に送り返す期限が年末に迫る中、中国では逆に北朝鮮労働者が増える兆候が察知されている。中国と並び、北朝鮮労働者の最大の雇用国であったロシアが、決議に従って労働者を送り返そうとしていることとは対象的だ。中国も、今年6月までに北朝鮮労働者を全員帰国させよとの指示を企業に下しているものの、取り締まりを行わない