北朝鮮の現在の食糧事情を巡っては相反する2つの見方が存在する。食糧が底をついた「絶糧世帯」が続出し、国際社会の食糧支援が必要というものと、国際社会からの援助を引き出すために、北朝鮮は実際の状況以上に食糧事情をひどく見せているというものだ。地域により気候、地形の差も激しいことから、全土で一律に食糧が不足しているとは言えないだろうが、一部地域から食べ物がなくなったという声が上がっているのもまた事実だ。