和歌山市中心部、虎伏山にそびえる和歌山城は、「日本名城100選」のひとつ。和歌山城の歴史は、1585年、紀州を平定した豊臣秀吉が、弟の秀長に築城を命じたことにはじまります。こんもりと緑茂る高台から市街を見下ろす城郭は、まさに和歌山のシンボル。ところが、和歌山城が歩んできた道のりは決して平坦なものではありませんでした。2度の破壊を経て、1958年に再建された天守閣は、2018年で再建60周年を迎えます。16世紀の創建時