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武庫川女子大学が共学化を前に女子教育の軌跡をリアルに描く武庫川学院創立85周年記念誌を発行
女子教育に邁進した学院の歴史を根拠資料に基づいて学術的・体系的に記録。また、武庫川学院の創設者である公江喜市郎の教育思想を社会的背景と照らし合わせて紐解き、教育実践の価値を再定義しました。日本の教育史における女子教育の軌跡をリアルに感じ取れる一冊です。
第吃瑤任蓮⊂山静子氏が「高等女学校と良妻賢母思想」と題し、明治以降の教員養成制度における女子教育を概観。武庫川学院創設の1930年代、高等女学校への進学希望者は増えており、女性が教育を受けて社会に進出することを肯定する新潮流と、婦徳を強調する論調の2つがせめぎ合っていたことを指摘します。
これを受け、公江が学んだ兵庫県の師範学校、女子教員の養成や高等女学校の状況など、武庫川学院創設前夜に編集委員らが迫ります。さらに、公江が兵庫県視学時代に『兵庫教育』などに発表した論稿や講演記録をもとに公江の女子教育観を論述。「女性にも様々な生き方があるが、一人ひとりの女性が自らの天職や生き方を『自覚』しつつ探求し、個々の生をより全うしていく」ことを理想としたと考察しました。
一方、公江が女子教育を志したのは、県視学として欧米の教育視察に訪れた際、イギリスのパブリックスクールに感化されたから、と解されてきましたが、「男子校をモデルになぜ女子教育を始めたのか」という疑問は未解明でした。
今回、公江の欧米見聞録をあらためて読み解き、イタリア・ナポリで女性教育家であるチヴィタと出会って「教育精神の根本からの新しい道」と絶賛している点や、ロンドンの女子教員養成学校(トレーニング・カレッジ)を訪問し、女性の校長や副校長と交流したり、女性教員が活躍する現場を訪れたりしていることに注目。「教職を女性にとっての一つの天職と捉える彼の大志に具体的展望を与えたことであろう」と、一定の解を見出しました。
さらに寺粼昌男氏が、「新制大学制度」を起点に、武庫川女子大学の発足に至る道のりを解説。これを受け、武庫川女子大学が開学以来、短大二部で社会人の教員免許取得に道を開き、女子大としてはいち早く薬学部を開設するなど、時代の要請にこたえて女性に活躍の道を開いてきた教育実践の意義を明らかにしています。
第局瑤任和膤悗粒愽瑤簔惨大学部の学科ごとに、発足から現状までのそれぞれの軌跡を各学部長・学科長が記録しました。第敬瑤任藁鯊絣惘…垢了廚そ个魘疑Πがつづり、第孤瑤任和膕聾恭惘…后郄橋学長へのインタビューを通して、武庫川大学へと進化する大学教育の展望を描いています。
大河原学院長は「序」で、「来るべき変化の時代を予測し、本学が高等教育機関として今後歩むべき方向を展望したいとの願いを込め、本学初の学術的な大学史を編纂した」と述べ、今後について「大学が皆学へと歩みを進めることで、女子教育の精神が潰えるわけではない。(中略)女子大学をルーツとする共学大学の存在意義を世に問い、女性の活躍を支える教育とその視点を、さらに発展・継続させていく」と述べています。
7月28日から武庫川女子大学のブックセンターで販売を開始。9月6日より12月5日まで、紀伊國屋書店梅田本店と同グランフロント大阪店で販売します。
【概要】
武庫川学院創立八五周年記念出版
『武庫川女子大学 その歩みと展望』
発行所 武庫川女子大学出版部
614ページ
定価 5,000円(税込)
第吃堯”雜棒扈子大学の教育の源流と基盤
第局堯”雜棒扈子大学の教育実践とその変遷
第敬堯”雜棒扈子大学での出会いと学び
第孤堯‥庫勝宿雜棒鄲膤悗悄
▼本件に関する問い合わせ先
武庫川女子大学広報室
住所:兵庫県西宮市池開町6−46
TEL:0798453533
FAX:0798-45-3552
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