中国メディアの中国新聞網は２２日、安徽省阜陽市に住む６２歳の男性がこのほど潜水艦「神竜３号」を自作し、まもなく進水予定だと伝えた。（写真は中国新聞網の２２日付報道の画面キャプチャ）

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　中国メディアの中国新聞網は２２日、安徽省阜陽市に住む６２歳の男性がこのほど潜水艦「神竜３号」を自作し、まもなく進水予定だと伝えた。

　記事は、男性が「デザイナー兼エンジニア」として、全長１５メートル、幅２．１メートル、高さ３メートルの神竜３号を２年がかりで作り上げたことを伝えた。また、神竜３号の重量は約２５トン、最大乗員数は２０人だと紹介した。

　報道によれば、神竜３号の航行速度は時速１５カイリ、最大潜航深度は５０メートル、潜航可能時間は２４時間、航続距離は５０カイリに達する。また、電動油圧舵取機を備えているため、舵取りもスムーズだと紹介した。

　６２歳の男性が自作したという潜水艦「神竜３号」の写真を見る限りでは、極めて無骨かつシンプルなデザインで、現代の最新潜水艦などに比べると見劣りすることは否めない。だが、中国の簡易投稿サイト・微博（ウェイボー）での反応を見てみると、「潜水艦を自作なんてスゴイじゃないか」、「さすが阜陽の男だ」などの称賛の声があがっていた。

　中国では２０１１年、甘粛省で黄河に進水させた豪華遊覧船「酒鋼号」が進水式の際、祝賀の音楽を背景に沈没する事故が起きている。自作潜水艦「神竜３号」が無事に進水できることを祈るばかりだ。（編集担当：村山健二）（写真は中国新聞網の２２日付報道の画面キャプチャ）