Googleは本日、Gmailのアドレスとして日本語を含む非アルファベット文字を対応させると発表しました。

Official Google Blog: A first step toward more global email

http://googleblog.blogspot.jp/2014/08/a-first-step-toward-more-global-email.html

従来、メールアドレスに使える文字はAからZまでのラテン文字(アルファベット)だけでしたが、Googleは日本語や中国語、アクセントつきのラテン特殊文字などを使用することを認める方針を打ち出しました。これにより、例えば、「武@メール.グーグル」というメールアドレスが利用可能となる予定です。



なお、Googleは、先月にも香港人用の中国語、カナダ人用のフランス語、南アフリカで使用されているズールー語などの地方言語・少数言語へGmailを対応させるなど、メール言語の多様化を進めてきており、メールアドレスの表示についても同様の方針であると言えそうです。



By aston Leisen

もちろん、このような非アルファベット文字を使用したメールアドレスからのメールを受信したり、そのメールアドレスでメールを送信したりできるようになるためには、Google以外のメールサービスすべてが非アルファベット文字へ対応することが必要となるため、すぐにサービスが始まるというわけではありません。

Googleが認めるとおり、世界中で非アルファベット文字を使ったメールアドレスが利用できるようになるには乗り越えるべき山は険しいことは間違いないところですが、インターネットビジネスを牽引するGoogleが旗振り役となることで、他の企業もこれに追随して非アルファベット文字メールアドレスが一気に使えるようになるのか、それとも誰もついていかないのか、流れが気になるところです。