ミラノに移り住んで4カ月。現在、本田圭佑(27)が1歳半の愛息と妻の3人で住んでいるのは、所属するACミランのホームグラウンド、サンシーロ・サッカースタジアム近くの高級マンション。そんな本田一家の姿が、地元のすし店「フィンガーズ」でたびたび目撃されている。

「この店は、座席が掘り炬燵になっていて、それがミラノっ子たちに大うけしているレストランです。刺身の盛り合わせが24ユーロ(約3,400円)、お味噌汁が6ユーロ(約850円)と、かなりの高級店。アボカドを使った創作ずしが人気です」(現地サッカー関係者)

実は、このすし店の共同経営者には、本田が所属するACミランのセードルフ監督の名があった。

「このすしレストランは、チームが調子を落としたときなど、選手たちが集まって“決起集会”が開かれることなどから、本田選手もお店を訪れるようになったそうです。本田ファミリーがお店を訪れた翌日は、必ず監督は『昨日は、お店に来てくれてありがとう!』と、本田選手にお礼の言葉をかけるそうです」(前出・現地の関係者)

本田が妻子を連れて熱心にこの店に通うのは、“日本食が恋しい”という思いだけではないという。

「セードルフ監督は親日家としても、地元では有名です。一時期、結果を出すことができなかった本田選手を起用し続けたのも、監督の温情があってのことです。本田選手が家族を連れて、このすしレストランを頻繁に訪れるのは、監督に気に入られたいという思いもあるのでしょう。お店に通うことは『オレを試合で使って!!』という、監督への売り込み工作の意味もあるのでしょうね」(別の現地サッカー関係者)

クールなイメージの本田だが、イタリアでは家族の協力も得て、フィールドの外でも奮闘しているようだ。