「大変だと思われていない」 荒川静香、フィギュアの過酷さを説く
日本テレビ「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(8日放送分)には、トリノ五輪フィギュアスケート金メダリスト・荒川静香と長野五輪スピードスケート金メダリスト・清水宏保が揃って出演。荒川は周囲が持つ印象とは異なるフィギュアスケートの過酷な実情について語った。
番組の冒頭「4年に一回しか会わないんです」という清水は、「最初は(荒川が)高校生だったんです。その後金メダル獲った後にサインを貰いに行ったら嫌な顔された」と語るも、98年の長野五輪で金メダルを獲得し既に国民的アスリートとなっていた清水が相手だけに、荒川は「逆におちょくられているのかなと」と苦笑いを浮かべた。
本題に入ると、「フィギュアスケートって頑張ってる表情とか辛い表情っていうのを出さずに滑っていることもあって、極限に滑っている時も笑えるんです、我々は。だから、あまり大変なスポーツだと思われていなくて優雅だと思われている」と切り出した荒川は、「明るい曲の時に辛い顔をしていたら、“音楽を表現し切ってない”っていう評価になってしまって減点というか(点数が)伸びない」と続けた。
すると、「笑顔が苦手な選手もいるんですか?」と訊かれた荒川は、「私は苦手でした。子供の頃から“笑え”と言われるんですけど、嬉しくない時になんで最初から笑わなきゃいけないんだろうっていう葛藤があって、“私には向いてない”ってずっと思ってた」と告白。女子のフリーで4分(男子で4分半)という競技時間についても、「きつくなってくるのがジャンプ3つ跳んだあたりから。そこから先は最後まで滑れるかのペース配分をする」と話す。
ここで番組司会の加藤浩次から「“4分でそこまで疲れます”って言われません?」と訊かれるも、「言われます。でも中距離走みたいな感覚。有酸素運動でも乳酸運動でもない中間。走ったり泳いだりする筋肉の何一つ滑ってる動作と一緒じゃないんです。そもそも(競技中は)中腰なんです。なるべく頭の高さが変わらないように」と語った荒川。4分とはいえ、中腰状態のままジャンプやステップを続けなければならない過酷な競技中の状態を力説した。
番組の冒頭「4年に一回しか会わないんです」という清水は、「最初は(荒川が)高校生だったんです。その後金メダル獲った後にサインを貰いに行ったら嫌な顔された」と語るも、98年の長野五輪で金メダルを獲得し既に国民的アスリートとなっていた清水が相手だけに、荒川は「逆におちょくられているのかなと」と苦笑いを浮かべた。
すると、「笑顔が苦手な選手もいるんですか?」と訊かれた荒川は、「私は苦手でした。子供の頃から“笑え”と言われるんですけど、嬉しくない時になんで最初から笑わなきゃいけないんだろうっていう葛藤があって、“私には向いてない”ってずっと思ってた」と告白。女子のフリーで4分(男子で4分半)という競技時間についても、「きつくなってくるのがジャンプ3つ跳んだあたりから。そこから先は最後まで滑れるかのペース配分をする」と話す。
ここで番組司会の加藤浩次から「“4分でそこまで疲れます”って言われません?」と訊かれるも、「言われます。でも中距離走みたいな感覚。有酸素運動でも乳酸運動でもない中間。走ったり泳いだりする筋肉の何一つ滑ってる動作と一緒じゃないんです。そもそも(競技中は)中腰なんです。なるべく頭の高さが変わらないように」と語った荒川。4分とはいえ、中腰状態のままジャンプやステップを続けなければならない過酷な競技中の状態を力説した。